ジョンジョン・フローレンス Photo: WSL

現地時間4月1日(オーストラリア)、西オーストラリアのマーガレットリバーを舞台にしたCT第2戦となる「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロ(Drug Aware Margaret River Pro)」が開催。

メイン会場であるマーガレットリバーのメインブレイク(サーファーズポイント)で開催された本日は、メンズのラウンド3~ラウンド4の全ヒートが終了しました。

今回の記事は、本日のイベントレポートや動画、今後の波予報などをお届けします。


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マーギーズプロのレポート

本日のファーストコールはザ・ボックスと発表されたものの、コンディションが安定していないとの理由で、結局はメインブレイクで開催。ただし、メインブレイクはかなりビッグサイズの迫力あるブレイクでした。

どれだけ大きかったかと言うと、以下の動画の通り。

本日の主役はジョンジョン・フローレンス。1ランク上のターンを極めたサーファーはワールドチャンピオンになったり、ランキング上位陣になる通り、ジョンジョンのレイバックハックはネクストレベルでした。

ちなみに、レイバックハックとは体を後方に倒して全体重をレールに預けるレイバックの体勢で、ハック(hack:カーヴィングと同じ意味)すること。

ジョンジョン以外にもレイバックハックを入れるサーファーは増えていますが、ジョンジョンの場合はレールを入れ続ける角度の深さやボードを返すスピードの速さが桁違い。

ボードを返すスピードが速いという事はブレイクの早いセクションでも入れることが可能なので、本日のコンディションにはバッチリ。しかも、ターンなのでエアリアルと違ってワイプアウトする確率は低く最強の武器です。

そのため、本日2ヒートに出場したジョンジョンはジャッジの評価が高く、どちらのヒートも9ポイント台を二本揃えて勝ち上がっています。ジョンジョンのレイバックハックは、とても機能面で優れているので、今後のワールドツアーサーファーのスタンダードになる事でしょう。

ジョンジョンの活躍の一方、ケリー・スレーターやジョエル・パーキンソンといったビッグサイズを得意とする経験豊富な元ワールドチャンピオン二人が敗退の波乱。

五十嵐カノアはキレイなカーヴィングを見せましたが、捻じり込むようなターンを見せたミシェル・ボウレズのパワーサーフィンを前に敗退しました。

*ジョンジョン・フローレンスの9.57@ラウンド3

*アドリアーノ・デ・スーザの9.17@ラウンド3

*ジェレミー・フローレスの9.13@ラウンド3

*オーウェン・ライトの9.17@ラウンド4

*ジョンジョン・フローレンスの9.73@ラウンド4

ハイライト動画

本日のヒート結果

波予報

明日の予報は本日のスウェルがサイズダウンして頭半ほどの予報ですが、コンディションは良さそうなので開催するでしょう。3日(月曜)からコンディションの悪い日が続きそうですし。

ただ、男女合わせて22ヒート残っているので、もう一日必要になります。現在の予報では、ウェイティングピリオド最終日の9日にミッドサイズのスウェルが入って風向きも良好とのこと。

明日の開催後は、しばらくレイデイ(Layday:イベントのオフ日)が続くことになる可能性が高そうです。

*イベント詳細については公式サイトからチェック

公式サイト/メンズ「Drug Aware Margaret River Pro

公式サイト/ウイメンズ「Drug Aware Margaret River Pro

*2017年マーギーズプロ関連の過去記事

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