アドリアーノ・デ・スーザの優勝で幕を閉じたブラジルイベント。同イベントをケリー・スレーターが欠場した理由については、WSLによる発表を先日お届けしました。
当のケリーはゴールドコーストで開催されたテイラー・スティール監督作「Proximity」のプレミア試写会で壇上に登場。そこで、自身に関する詳細に触れています。
今回の記事は、ケリー・スレーター本人が口にしたブラジルイベント欠場の理由、体の調子、今後の見通しなどに関する内容をお届けします。
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Proximityのプレミア試写会での質疑応答の時間でありながら、やはり注目が集まったのはケリー本人の話題。今シーズンは真剣にワールドタイトルを狙いに行くと宣言していながらのブラジルイベント欠場でしたからね。
そこで今回は、ケリーの発言を翻訳した内容をお届けします。
体の調子が万全じゃないから、このままツアーに参戦していてもワールドタイトル獲得は難しいと思う。だから、まずは一カ月のオフを取ることにしたんだ。
2~3週間ほど前にツアーのメディカルチームのクリスに会いに行って、僕の問題点を告げたよ。それから、歩き方や腕の上げ方とか、基本的な動作をビデオ分析してみた。
分析結果を踏まえてクリスから「3~4カ月のリハビリが必要。しっかりとリハビリに励んでから様子を見よう」って言われたんだ。それで、僕はこう返答した。
「分かった。4~5週間あげるから、それで様子を見よう。だって、フィジーイベントをスキップするつもりはないからね」。
ブラジルイベント欠場は、24時間ものフライト時間も大きな理由の一つ。今の僕にとって長時間移動のフライトはキツいから。なんだけど、先週は仕事でニューヨークに行ったから、なんだかんだで40時間のフライトを経験したけど(笑)。
年を重ねると、大半の人が夢や希望を諦めるよね。子供、結婚、仕事、年齢とかを理由にして。でも、僕の場合は昔と変わらない。45歳だけど、心は20代のままなんだ。
未だに翌日に波が良さそうならエキサイトするし、仲間とボートトリップに行くなら楽しみでしょうがないし。今のこの思いは一生変わらないと思う。
ただ、ベストな状態でサーフするためには、体の状態が良くないとダメなんだ。その点について直面しているのが僕の現実。乗り越えられると思ってるから、見守ってて。
多少ジョーク交じりの内容ではあるものの、ケリーの本音が見えてくる内容ではないでしょうか。心の底からサーフィンが好きなことが分かりますね。
サーフィンを愛し、サーフィンに愛されたケリー・スレーター。体調を万全にし、再びベストな状態でのケリーのサーフィンを楽しみにしたいです。