サーフィンのワールドツアーを運営する団体「WSL(ワールドサーフリーグ)」。その初代CEOであったポール・スピーカーは、今年1月末をもって辞任しました。
その後のWSLは、共同オーナーであるダーク・ジフが暫定的にCEOの職を務めていましたが、ついに新CEOが発表されました。
今回の記事は、今年8月1日からソフィー・ゴールドシュミット(Sophie Goldschmidt)がWSLのCEOに任命されたニュースについてお届けします。
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イギリス出身で40代半ばという新CEOのソフィー。これまでのキャリアは、やはりスポーツ業界を渡り歩いてきたタイプです。
1999年にアディダスでスポーツマーケティングマネージャーとして仕事をすることでキャリアをスタートさせたソフィー。
その後は、WTA(女子テニス協会)、NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)、RFU(ラグビーフットボール協会)といったスポーツ団体を転々としています。
また、スポーツ団体で在任中、マーケティング企業「CSM Sport and Entertainment」でグループマネージングディレクターを務めたりと、マーケティングのプロといった印象が強いキャリア。
さて、ソフィーがCEOとなったことで、WSLに大きな変化はあるのでしょうか?個人的には直近で何かあるとは考えづらいでしょう。
まずは、買収したケリー・スレーターのウェイブプール活用に加え、2020年東京五輪に向けての動きがメインとなることは変わらないと思います。
ということで、柱となる目標はすでに定まっているので、スポーツ界のマーケティング部門における経験豊富なソフィーに求められるのは、非常にシンプルでありながら簡単には行かないファン増大かもしれません。
もしかしたら、誰もが想像さえしないような動きが無きにしも非ずなので、来月からのWSLの動向にも注目したいところですね。
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参照記事:「Sophie Goldschmidt appointed CEO of World Surf League」