現地時間11月29日(ハワイ)、マウイ島のホノルアベイを舞台にしたウイメンズCT最終戦となる第10戦「Maui Women’s Pro(マウイ・ウイメンズ・プロ)」がスタート。
波予報通りとは行かなかったレイデイ続きの後、ついに開催となった本日のイベント初日は、素晴らしいコンディションの中でラウンド1~3が終了となりました。
今回の記事は、マウイプロ初日となった本日のイベントレポート、今後の波予報、動画などをお届けします。
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イベントレポート
タイトルコンテンダーの中で、サリー・フィッツギボンズとステファニー・ギルモアがラウンド1敗退でスタートとなった本日。
ラウンド1は敗退しても敗者復活戦のラウンド2に進出するだけなのでタイトルレースに影響はなく、重要となるのは負けたら1コケの13位となるラウンド2。
ワイルドカード出場のブリッサ・ヘネシーと対戦したサリーは、波運に見放され一本しか波に乗れず、まさかの敗退と言う結果に。今季のサリーは一コケの13位はおろか、2コケの9位という結果もなく、ワーストリザルトはクオーターファイナル敗退の5位だったので信じられない結末でした。
ただし、サリーは現ランキングトップなので、他のタイトルコンテンダーの結果によってはワールドタイトルの可能性は残されています。
サリー同様、ラウンド2進出となったステフはようやくリズムに乗り始め、ラウンド2ではファーストライドで9.57をマークし、安定した強さでラウンド3進出を決めることに。
*ステファニー・ギルモアの9.57@ラウンド2
ラウンド3では、タイラー・ライトが1位通過を果たすと、サリーにとって初となるワールドタイトルの夢は潰える事となるシナリオ。
ラウンド3のヒート1はステフの好調が続き、9ポイント台と8ポイント台をマークして圧巻の1位通過。
*ステファニー・ギルモアの9.07@ラウンド3
ヒート2ではサリーの運命を左右するタイラーが出場。ヒート2はシルヴァナ・リマが一本目の波で、テイクオフからのバレルをメイクし、その後はカーヴィングと見事なパフォーマンスで8.27をマークしてスタート。
勢い的にはシルヴァナ有利といった雰囲気でスタートしたのですが、勝負強かったタイラー。シルヴァナがプライオリティを持っている時にセットが入り、ポジションがレイト気味のシルヴァナが見逃すとタイラーがすかさず掴み、ディープバレルをメイク。
このタイラーのスコアは本日のシングルハイエストスコアとなる9.87の判断が下され、タイラーが1位通過を決めた瞬間にサリーにとってタイトル獲得の夢は消えました。
*タイラー・ライトの9.87@ラウンド3
One step closer to the Title @tylerGwright | Watch the #MauiPro LIVE 👉 https://t.co/RJxfdxrtjC pic.twitter.com/0zk7bQXBVF
— World Surf League (@wsl) 2017年11月30日
残されたタイトルコンテンダーは、タイラー、コートニー、カリッサ・ムーア、ステフの4名。今後のタイトルレースのシナリオは、タイラーがクオーターファイナルを勝ち上がれば、カリッサとステフはタイトルレース脱落。
カリッサとステフがタイトルを獲得するための最低条件は今イベント優勝で、なおかつタイラーが5位(クオーターファイナル敗退)、コートニーが3位以下(セミファイナル敗退)の条件が求められます。
タイラーとコートニーは、二人が5位または3位の同率となればタイラーのワールドタイトル獲得で、コートニーのタイトル獲得条件はタイラーよりも今イベント結果で上回る事。
ちなみに、コートニーはラウンド3で敗退して敗者復活戦のラウンド4に出場するので、ラウンド4で敗退となればその場でタイトルレース脱落となります。
本日のヒート結果
今後のヒート表
ハイライト動画
波予報
今後の予報は現地時間の11月30日午前はフェイスで4~7フィート、午後には5~8フィートで最大セットは10フィートに達する可能性も。翌12月1日も午前は30日午後同様、フェイスで5~8フィートの予報。
11月30日または12月1日のどちらで開催されてもおかしくないのですが、ライブ中継でコメンテーターやサーファーのコメントを聞いていると11月30日がイベント最終日の予定だそうです。
まとめ
日本とハワイの時差は19時間で、日本の方が進んでいます。現地時間の11月30日午前7時半にイベント開始の場合、日本時間では12月1日午前2時半となります。
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公式サイト「Maui Women's Pro」