2016年8月のリオ五輪開催直前、晴れて東京五輪でオリンピック競技となることが決定したサーフィン。
当時は2020年はまだまだ先と思っていましたが、あと少しで2018年に突入と刻一刻と時は迫ってきましたね。
今回の記事は、オリンピック出場サーファーの選考基準などといった大枠が発表されたので、内容についてお届けします。
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WSLとISAについて
オリンピック関連の話題が久しぶりということで、少し関連組織を整理しておきます。関連組織はISA(国際サーフィン連盟)とWSL(ワールドサーフリーグ)のみですが。
サーフィンをオリンピック競技にしようと手を挙げたのはISA。理由としては、ISAがIOC(国際オリンピック委員会)承認団体だったためです。
しかし、コンテストサーフィン最高峰であるワールドツアーを運営しているのはWSL。つまり、コンテストシーンにおけるトップサーファーはWSLに在籍しているのです。
WSLのポリシーとしては、基本的にワールドツアーに在籍するCT(チャンピオンシップツアー)サーファーが他団体によるコンテスト出場を認めていません。
なのですが、ISAもWSLもサーフィンの普及や発展という目的で一致して手を組み、WSLはいわゆる知名度の高いスターサーファーのオリンピック出場を許可することになりました。
東京五輪での出場サーファー数
東京五輪における出場サーファーの数は、すでに発表されている通り、男女ともに20名ずつの計40名。
WSLによるCTイベントでは、メンズが36名、ウイメンズが18名での開催となっているので、メンズはかなり出場者枠が狭いと言えます。
WSLとISAによる合意内容
今回発表された両者の合意内容によると、WSLからCTサーファーの出場枠は18名(メンズが10名、ウイメンズが8名)。
残りの22名は、2019年と2020年のISAワールドサーフィンゲーム、2019年パンアメリカン競技大会(Pan American Games)、オリンピックのホスト国である日本からの出場枠2名(メンズとウイメンズが1名ずつ)で決定。
今回の大枠はWSLとISAによる合意であり、2018年2月に開催されるIOCのミーティングで承認されるか否かの最終的な判断が下される事になります。
まとめ
CTサーファーの選考基準はランキング順なのか出身国を考慮するのか?日本人サーファーの選考基準は対象となるISAイベント結果なのか国内チームからの推薦なのか?など、疑問点はまだまだありますね。
個人的には、アメリカ大陸の国々が参加するパンアメリカン競技会が選考対象になっていることに違和感を感じます。ISAトップがアメリカ大陸のアルゼンチン出身だからですかね!?
何はともあれ、オリンピックという大舞台でのコンテストになれば、金メダリストが世界で最も有名なサーファーとなる可能性を秘めているので、今後の動向からも目が離せません。
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