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新型コロナウイルスの猛威により世界人口の半数ほどが外出禁止措置を課せられ、基本的には自宅隔離となっている現在。

そんな中、サーファーならば気になるのがサーフィンできるのかどうかという点。

国やエリアによって対応が異なり、ビーチが閉鎖されているエリアもあれば、サーフィンしても構わないと認められているエリアもあります。

今回の記事は、外出禁止措置後の世界のサーフィン事情、そしてサーフィンが禁じられているエリアの理由などといったニュースをお届けします。


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カリフォルニアなどでは多くのビーチが閉鎖となり、サーフィンに限らず、海でのアクティビティ全てが禁じられていています。

ルールを破れば罰則も設けられていて、先日お届けしたマリブでの記事のような逮捕劇も起きています。

その一方、ビーチを閉鎖することなく、サーフィンをしても良いと言うエリアもあります。

そのエリアとはハワイやオーストラリアの一部エリアで、サーフィンを必要不可欠なアクティビティと位置付けています。

ただし、新型コロナウイルスが流行してから頻繁に耳にするようになった「Social Distancing(社会距離戦略)」を前提としてサーフィンが認められています。

具体的には、オーストラリアのシドニー郊外に位置するクロヌラの警察の発表内容が、サーフィンを認めているほぼ全てのエリアのルールと同じなので紹介します。

・3人以上で行動しない
・人と人の間に指定された距離を取る
・ビーチや駐車場でくつろがず、サーフ後はすぐに帰宅

基本的に上記のルールを守っていれば感染の恐れは非常に低いので、モラルを持った行動をしている限りはサーフィンをしても構わないとの判断のようです。

では、上記のルールを守れば問題ないはずなのに、なぜ閉鎖されているビーチがあるのか?

その理由として、サーフラインのインタビューにてサンディエゴのライフガード、ジェームス・ガートランドは以下のように答えていました。

サーフィン中に怪我をすれば、新型コロナウイルス感染者の対応で追われている病院スタッフの手を煩わせることになる。

だからこそ、今はレクレーションなんかをしている場合じゃないんだ。今やることは自宅に留まること。

さて、今回のパンデミックに伴い「ウイルスは自分で移動することはできず、人間が移動させているんだ」といった感じのメッセージを読み、当たり前のことながら妙に納得したことがありました。

不要不急な外出自粛要請が出されていても、比較的自由に行動できる日本の現状は行動がさほど制限されないものの、ウイルスの感染拡大が増加の一途を辿っています。

ですが、一旦みんなで立ち止まって見れば、ウイルスの感染拡大を食い止めることができます。

自由に生活しながら、海外サーフトリップができないなど大きな制約がある中でジリ貧状態が続くのか、いったんプライベートな行動をストップして本当の自由であった以前のように状態に戻すのか。

現状を打破できるかどうかは、一人一人の意識に委ねられているのではないでしょうか。