今年2019年シーズンをワールドツアー最後の年にすると言われている11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター「Kelly Slater」(47歳)。
そのケリーがなんと、ゴールドコーストでのCT初戦開催前にオーストラリアで行われるQS6,000イベント「Vissla Sydney Surf Pro」への出場を表明。
今回の記事は、ヴィスラプロ出場を決めたケリー・スレーターによるコメントなどをお届けします。
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ここ数年、オーストラリアで開催されるQSイベントに出場することのなかったケリー。2012年に西オーストラリアで開催されたQSイベント「ドラッグアウェアプロ」出場以来となります。
そんなケリーが今回出場を表明したイベントはタイトルスポンサーの移り変わりによりイベント名は変化していますが、マンリービーチ開催として1997年に優勝経験のあるイベント。
また、マンリービーチを含めたシドニーのノーザンビーチというエリアはケリーにとって馴染み深い場所でもあります。
ノーザンビーチはお気に入りのエリアで、かつては15年ほど年間の一定期間暮らしていたこともあるんだ。懐かしい場所だから、馴染み深いエリアに戻れるのが楽しみだよ。
それと、1年半近くコンテストから離れていたから、フルタイムでのワールドツアー復帰前のウォーミングアップに良いんじゃないかなって思ってる。
ケリーにとって出場する必要のないイベントでありながら、忙しいスケジュールの中で出場を決めたということは、それだけ今季ワールドツアーに向けて本気であることの現れのように思えますね。
ちなみに、CT(チャンピオンシップツアー)サーファーには、WSL(ワールドサーフリーグ)規約により一部QSイベントへの出場が義務付けられています。
CT歴10年以上になると出場要件は1イベントのみに緩和され、自身のリージョンのQS10,000イベント、またはリージョン内でQS10,000イベントがなければQS6,000イベントもしくは他のリージョンのQS10,000イベントとなります。
上記ルールによりQS6,000イベントながら、多くのオージーCTサーファーがヴィスラプロに出場するのはもちろん、オージー以外のCTサーファーもCT初戦前のウォームアップとして多数出場。
さらには、CT入りを目指す若手オージーにとっては、遠征費の安い国内ハイエストグレードのQSイベントなので出場しないはずもないので、ハイレベルな戦いとなります。
47歳のケリーから10代の若手まで出場するヴィスラプロ。エキサイティングな同イベントのウェイティングピリオドは3月18~24日となっています。
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公式サイト「WSL」