今年2019年1月に突如として動画が公開された中国のウェイブプール。
ケリー・スレーターによるカリフォルニア州レモーに位置するサーフランチに瓜二つといったような見た目でしたが、サーフランチとのライセンス契約ではないようなのでオリジナルの造波装置なのでしょう。
そのウェイブプールにて、ついに初となるテストライドが今月行わたとのニュースが。
今回の動画は、中国で建設が完了したウェイブプールでのテストライド映像をお届けします。
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中国の河南省清豊県の清豊エクストリーム・スポーツ・センターに建設された今回のウェイブプール。
中国のナショナルチームによるテストライドを見る限り、波のサイズは腰ほどのソフトな波質となっています。
今年頭に公開された動画ではサーフランチそっくりだったので、波のクオリティも似ているのかと思いますが、まだそのレベルには達していません。
ただ、どのウェイブプールも建設後にアップデートを重ねて改良されていっているので、侮る事はできないと思います。
個人的に驚かされたのは、ウェイブプール建設に至るまでのスピード感。サーフィンがオリンピック競技として正式決定となったのは2016年8月のこと。
その後すぐさま、初代ワールドチャンピオンのピーター・タウネンドをナショナルチームのコーチに引き入れ、サーフカルチャーの浅い中国でチームメンバー探しをスタート(サーフ経験のないスイマーなども引き抜いたそうです)。
そして政府による費用負担と言われるウェイブプールの建設まで完成させてしまったのですから、スポーツに対する力の入れ方には驚かされるばかりです。