現地時間2019年8月11日(モルディブ)、北マーレのサルタンを会場とした招待制サーフイベント「Four Seasons Maldives Surfing Champions Trophy(通称:チャンピオンズトロフィー)」が終了。
イベント最終日となった本日はスラスター部門が行われてカイ・レニーが優勝、ラストは総合優勝を決めるグランドファイナルが行われてジョシュ”カージー”カーが昨年に続き優勝を果たしました。
今回の記事は、チャンピオンズトロフィー最終日のイベントレポートとハイライト動画をお届けします。
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まず行われたのはスラスター部門。スラスターのファイナリストはマット”ウィルコ”ウィルキンソンとジョエル”パーコ”パーキンソンと予想していましたが、実際にはウィルコとカイ・レニーの対戦となることに。
シングルフィン部門とツインフィン部門では、いずれもカージーとパーコのファイナルだったので、新鮮な組み合わせとなりました。
ちなみに、カージーとパーコはセミファイナル敗退となり、カージーはカイ、パーコはウィルコに敗れる結果となっています。
スラスター部門を制したカイのコメントは以下の通り。
今回の出場メンバーをチェックした時、僕には荷が重いんじゃないかなって思ったんだ。でも、ヒートが進む内に自信が湧いてきた。
スラスター部門まで進行した時には、もうバッチリだったよ。他のサーファーのライディングをしっかりとチェックして、僕の調子も上向いてきたって感じていたし。
今回の優勝は大きな自信になった。特に、CT経験のあるサーファーたちを相手にグッドウェイブでの対戦だったからね。
スラスター部門でカイが優勝を決めた後、開催となったのは総合優勝を決めるためのカージーとパーコによるグランドファイナル。
グランドファイナルでは、両者ともに9ポイント台を一本スコアするハイレベルな戦いとなることに。決定打となったのは、カージーがシグネチャームーブであるクラブサンドウィッチ(リップ直下でのグラブレールリバース)をメイクしたライディング。
同ライディングはほぼパーフェクト10と言える9.93とコールされ、9ポイント台を2本揃えたことでカージーが総合優勝を決めることとなりました。
総合優勝となったカージーのコメントは以下の通り。
あのライディング前にすでにグッドスコアを出していたから、次の波では全力を出し切ろうって狙ってたんだ。
ホレたヤバいセクションだったから、ボトムターンをしながら「何をしようかな?」って考えてクラブサンドウィッチを選んだわけ。
キレイにメイクできたから、あのマニューバ後のライディングではずっと満面の笑みだったね。最高にクールだったよ。
総合優勝して賞金もトロフィーも嬉しいけど、来年もまたフォーシーズンズに戻ってこれることが一番の報酬じゃないかな(優勝者は来年の出場権を獲得するため)。
今日は僕らにとって13回目となる結婚記念日で、ラッキーナンバーの13。妻や子供たちにとって優勝は最高のプレゼントになったと思ってる。
僕は現役時代にCTイベントでの優勝は多くなかったから、家族の目の前で優勝することができたのは格別だね。
惜しくも総合優勝を逃したパーコのコメントは以下の通り。
カージーにはやられたね。僕は出だしは良かったのに、カージーが9.33とほぼパーフェクト10をマークするから、9.17を僕は出していたにもかかわらずコンビネーションに追い込まれたんだし。
今週はサーフコンテストだけじゃなく、モルディブの美しさも堪能させてもらい、家族とシェアできたことはスペシャルだったね。
色んなタイプのサーフボードに乗れたのも最高だった。これまでのキャリアでは受け身になることが多くて、決して能動的ではなかったんだ。
でも、今年からはコンテストからは離れて自由だから、一生一つのタイプのサーフボードにしか乗れないって究極の選択があるなら、間違いなくツインフィンを選ぶくらい気に入ってるよ。
今年も無事に終了したチャンピオンズトロフィー。例年のことですが、サルタンの波がめちゃくちゃ良くて、モルディブに行きたくなってしまいます。
また、フォーシーズンズの滞在も最高そうです。宿泊サイトで少し値段をチェックしたら、安くて1泊10万円ほどという金額でしたが…。
公式サイト「Four Seasons Maldives Surfing Champions Trophy」