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手付かずの自然が残っているからこそ、野生生物の活動も活発でありシャークアタックの話も珍しくない西オーストラリア。

特に都市部から遠く離れた西オーストラリアの南部沿岸はホホジロザメなどの目撃情報も多く、人口比で考えるとシャークアタック発生割合は首都パースエリアを遥かに上回ることでしょう。

そして再びのシャークアタックが西オーストラリア南部で発生。

今回の記事は、10月9日(金曜)に発生したシャークアタックのニュースをお届けします。


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シャークアタックの発生現場となったのは、エスペランス近くのワイリー湾に位置するケルプベッズと呼ばれるサーフスポットでのこと。

被害者となったのはサーファーのアンドリュー・シャープで、金曜午前11時頃にシャークアタックが発生したと言います。

シャークアタック発生時はラインナップには8名ほどのサーファーが入っていて事故を目撃していて、ビーチから目撃した人もいたのでサメに襲われたのは間違いありません。

なのですが、未だに遺体は発見できていない状況だそうです。

事故が発生した金曜日の捜索では、アンドリューのサーフボードの一部が岸に流れ着いたことからシャークアタックが実際に起きたことが確認できたと言います。

翌土曜も捜索は続けられ、この日は破れたウエットスーツの欠けらが2つ見つかり、アンドリューの着用していたものと見られるのでDNA鑑定を行うとのこと。

昨日の時点において、警察としてはすでにアンドリューが生存している可能性は極めて低いと考えているものの、遺族感情を考慮に入れ、本日日曜も捜索を継続する旨を発表しています。

さて、エスペランス周辺ではこれまでにいくつかシャークアタックが発生しています。

2014年には、当時23歳だったショーン・ポラードがシャークアタックの被害に遭い、片腕と片手を失うことに。

その3年後には17歳だったラテーシャ・ブルーがホホジロザメに襲われて命を失っています。

今年1月には、ダイバーのゲイリー・ジョンソンがエスペランス沖合のカル島にてシャークアタックにより他界しました。

シャークアタックは発生確率が極めて低いことから、CTサーファーの中でもシャークアタックを気にしていたらサーフできないから気にしないというサーファーもいます。

ただ、いくら確率が低いと言っても自分の仲間や家族が犠牲者になったら、他人事ではなくなります。

被害者家族の気持ちを思うと胸が痛くなりますが、ご冥福をお祈りいたします。

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参照記事「Hope lost for finding shark attack victim Andrew Sharpe alive off Esperance on Western Australia's south coast