海に入ってのウォーターショットと少し異なり、海中からの撮影となるアンダーウォーターショット。
神秘的かつ非現実的な瞬間を切り取る事になるのですが、波は毎回同じ場所でブレイクするわけではないので撮影は簡単ではありません。
なのですが、人工施設であるウェイブプールならば、波が毎回同じ場所でブレイクするので撮影は容易となりますね。
今回の記事は、韓国のウェイブパークで撮影されたアンダーウォーターショット動画、そしてアンダーウォーターショットを用いたサーフィン上達方法の考察をお届けします。
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映像自体が美しいアンダーウォーターショット。そのアンダーウォーターショットから見て取れるのが、サーフボードのボトム面と海面がどの程度接しているのかという点。
サーフボードのボトム形状は、Vee、チャンネル、シングルやダブルのコンケーブなど多々あります。
この形状の違いは、スピード性能やコントロール性能を考慮してのことで、さらにはチャンネルボトムはクリーンフェイスで最大限の効果を発揮するから風の影響を受けたコンディションでは良くないなど波のコンディションにもよりけり。
なのですが、これら性能を実感するには、サーフボードへの適切な加重ができた上でのことなので、アンダーウォーターショットを駆使してサーフボードと波の接地面をチェックするのは有意義であると思います。
個人的にはウェイブプールとサーフスクールの相性は上記などの点からも抜群だと思うので、ウェイブプールの普及によりスポーツ科学の見地からもサーフィンは大いにパフォーマンスレベルが発展していく可能性が高いと思います。
理想としては、ガブリエル・メディナのトレーニング施設が取り入れている電子端末内臓サーフボードをウェイブプールのサーフスクールで取り入れてもらいたいです。
このトレーニングを受ければ、大げさではなくウェイブプールで1カ月練習すれば、海でのサーフィンの1年分に匹敵するほどスキルアップできると思います。
あくまでもテイクオフして横に走れる中級者以上のサーファーが対象の話ですが。