11月2日からWSLによるビッグウェイブイベント「Nazare Tow Surfing Challenge」のウェイティングピリオドに突入したポルトガルのナザレ。
そのナザレですが、新型コロナの感染が再び拡大しているポルトガルということで、ナザレでのサーフィン禁止令が政府から発令されることになりました。
今回の記事は、ポルトガル政府が発表したナザレでのサーフィン禁止令に関するニュースをお届けします。
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つい先日、今世紀最大級のビッグスウェルがヒットしたポルトガルのナザレ。
その際にとんでもない数のギャラリーが集まり密の状況が生まれたので、ポルトガル政府がナザレでのサーフィン禁止令を発令しました。
日本で厚労省に当たる機関からの発表は「ナザレでのフリーサーフィンとトウインサーフィンの禁止」との内容。
特に禁止の期間については触れられていないので、ビッグウェイブイベントについてどれほどの影響を及ぼすことになるのか現時点においては不明です。
先日のビッグウェイブセッションに参加したポルトガル人サーファーのニック・ヴォン・ラップは以下のコメントを寄せています。
今回の決断については複雑な心境だね。ただ、このような決断に至ることは予想通りとも言えるね。
だって、こないだのセッションで集まったギャラリーは2万人近かったんだから。
みんなビッグウェイブセッションが見たいし、コロナ禍だけにみんなで集まれる場を求めてのことだと思う。
政府としては何らかの措置を取っても機能すると思っていないから、サーフィン禁止って大胆な施策を取ったんだろうね。
さて、ポルトガルの新型コロナの状況を確認すると、直近では11月4日に7,497人もの新規感染者数が記録されています。
第一波の時は、1日の新規感染者数の最大は4月10日の1,516人なので、感染拡大の度合いが圧倒的に異なることが分かり、政府の対応も致し方ない印象を受けます。
ビッグウェイブイベントが開催できなくなる恐れがある今回の施策なので、今後も何らかの動きがあれば情報をお届けしていきます。
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