Photo: WSL/Tony Heff

現地時間2020年12月9日(ハワイ)、ハワイのオアフ島パイプラインを会場としたCT初戦「Billabong Pipe Masters」が開催。

イベント初日の本日は、トライアルが開催された昨日の続きとなるマイキー・ライトとレオナルド・フィオラヴァンティのサーフオフ、その後はメインイベントへと進んでラウンド1が終了しました。

今回の記事は、パイプマスターズのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

マイキーVSレオのサーフオフ

メインイベントに先立って開催となったマイキーとレオによる3度目のマンオンマンヒートとなるサーフオフ。

泣いても笑っても、このヒートを制したサーファーが2021年シーズンのCTサーファーとなります。

ヒートは中盤まで、レオがミディアムスコアを2本揃える程度で決定打は特になく、動き出したのは後半に入ってから。

まずはマイキーが7.17をマークして、もう一本揃えればいつでも逆転可能なシチュエーションとなることに。

レオも負けじとその後8.50をマークし、再びマイキーを引き離すものの、マイキーに必要なスコアは6.84と、どう転んでもおかしくない展開となりました。

最終的に、マイキーは大逆転劇を果たすには至らず、レオが2021年シーズンのインジュリーワイルドカード枠を獲得となりました。

最高の朝で、シーズンスタートとしてはこれ以上ない幕開けだね。

2019年はハードな年になったから、今回の3回のヒートで求められたポイントを勝ち取る必要があったんだ。

なんだかアップダウン続きのキャリアだけど、今は100%万全の状態だから、この勢いで突き進めればって願ってるよ。

メインイベント

マイキーとレオのサーフオフを終えてからスタートになったパイプマスターズのラウンド1。

なのでしたが、風の影響を受けて波が明らかに悪くなっていき、ヒート2を終えた時点でオンホールドとなることに。

個人的にはこの時点で本日は終了になると思ったのですが、何とかコンディションが持ち直してラウンド1の全ヒートを終えるに至りました。

本来であればラウンド2まで終えたかったと思いますが、オンホールドの時間が予定よりも長引いたために、時間的余裕がありませんでした。

さて、波は良いバレルが入ることもあるけれど、安定したコンディションではなかったのでロースコアのヒートも目立つ展開に。

そんな中、イベント初の6ポイント台をスコアしたのはヒート3に出場したフィリペ・トレド。

フィリペのヒートでは、フィリペ本人のトータルスコアが7.63、2位のフレデリコ・モライスが7.50、マイキーが6.90とかなり厳しい展開でした。

フィリペ・トレド

面白かったのはイタロ・フェレイラで、パイプマスターズと言えどもバレルにならないことからエアリアルにフォーカスを当てていました。

とんでもないスピードから繰り出すエアリアルは、ワイプアウトした時にボトムにヒットしないのか見ているこちらがヒヤヒヤでしたが…。

そんなイタロの勝利者インタビューは以下。

再びイエロージャージを着用してコンテストに戻ってくることができてハッピーだよ。

僕らは今年、明日が来ないかもしれないって事を学んだから、目の前の夢に生き、一瞬一瞬を楽しむことにしたんだ。

イタロに次ぐヒートとなったヒート7にはジョンジョンが登場し、このヒートは比較的スコアは上昇。

ジョンジョンはホーム開催のイベントということで、14.24のトータルスコアでラウンド1は順当に1位通過を決めました。

ジョンジョン・フローレンス

本日のトータルハイエストスコア16.17をマークしたのはジャック・フリーストーン。

ジャックはパイプマスターズ開催前にビッグスウェルがヒットした際も素晴らしいライディングを残したりと、パイプでも存在感を出してきているように感じます。

2019年のパイプマスターズは5位になっているので、今季はどこまで勝ち星を挙げていくのか注目です。

ジャック・フリーストーン Photo: WSL

最後に、本日のラウンド1で3位となってラウンド2送りとなったトップシードはジュリアン・ウィルソンのみです。

ハイライト動画

イベントのフル動画

今後のヒート表

本日の結果

波予報

今後の予報としては、明日10日から12日はサイズダウンの予報となっています。

明日は最大セットがオーバーヘッドの予報で、ロス・ウィリアムスがファンウェイブだから開催確率は50%と言ってましたが、個人的にはレイデイになると思います。

今後2度もスウェルが入る予報になっているため、焦って進行する必要がないためです。

最初にスウェルが入るのは13日で、サーフラインの波予報は「Very Good」と記していたのでバレルイベントに相応しいコンディションになると思います。

13~14日とスウェルが続いた後、16日午後から再びサイズアップの予報となります。

というわけで、次なるパイプマスターズの開催は現地時間の12月13日になると思います。

まとめ

現地時間の12月13日午前7時半にイベントが開催の場合、日本時間は12月14日午前2時半となります。

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公式サイト「Billabong Pipe Masters

2021年パイプマスターズの過去記事

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