イタロ・フェレイラの優勝で先日幕を閉じたオーストラリアンレグ初戦のニューカッスルカップ。
同イベントではガブリエル・メディナがローカルのモーガン・シビリックと対戦した時に見せたフロントサイドのビッグエアリバースが大きな話題となりました。
コンテストサーフィンのエアリアルの高さにおいて最大級と言われたほどでしたね。
今回の記事は、ガブリエル・メディナのビッグエアリバースが最大であったのか比較する内容をお届けします。
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まずはガブリエルのエアリバースを、下記ヒートハイライトから振り返ってみて下さい。
FS(フロントサイド)エアリバース単発のマニューバでありながら、ガブリエルにコールされたスコアは9.70でした。
数年前であれば間違いなくパーフェクト10がコールされたと思いますが、パーフェクト10をコールすれば伸びしろがなくなります。
もしも、あのレベルのエアリアルにバレルやターンなどを加えたコンビネーションをしても、全く同じパーフェクト10止まりになるので余白を残した採点にしたのだと思います。
以前であれば、あんなエアーがメイクされれば大興奮で満場一致のパーフェクト10だったので、スポーツとして冷静な判断を下す点において成熟したのでしょう。
ここからは、ガブリエルのエアリバースに匹敵するほどの高さを見せたエアーの映像を紹介します。
私の記憶にある中で同等と言えるレベルなのがフィリペ・トレドのエアーで、2本あってフィリペの場合はいずれもバックサイド。
まずは2016年フランスCTイベントでのライディング。
この単発エアリバースに付いたスコアはパーフェクト10。
続くフィリペのエアリバースは2018年のブラジルCTイベントでのことで以下となります。
こちらは一発ターンを挟んでからのエアリバースで、今回もコールされたスコアはパーフェクト10。
さて、当初は比較しようと思っていましたが、どっちがどっちと言うよりも、どっちも半端じゃなくプログレッシブであり、フリーサーフィンに引けを取らないレベルですね。
かつてのコンテストサーフィンはワイプアウトを避けるために力を抜くと言われていましたが、今回のようなライディングが見れるのであればコンテストがあまり好きではないサーフファンの興味も引き付けるのではないでしょうか。