Photo: Heff / VTCS

どの分野においても必ず存在する分野毎に特有の専門用語。

専門用語は英語では「terminology」や「jargon」と呼ばれ、サーフィンの世界でももちろん存在します。

過去に何度か英語でのサーフィン用語に触れた記事を作ってほしいとの要望があったのですが、応えることができなかったので取り上げてみる事にしました。

今回の記事は、サーファーが使う「Burn」の意味や英語を聞き取る際に重要なリンキングに触れた内容をお届けします。


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「Burn」の意味は!?

「Burn」という単語自体は難しくはなく、大抵の方が「燃やす」という意味を思い浮かべると思います。

実際にその意味で正解ですし、ガスバーナーなどといった言葉もあるほど日本語としても使っていますね。

ですが、サーフィン用語として「Burn」を使うと、「燃やす」という意味ではなく「前乗り(ドロップイン)」という意味になります。

「Burn」という単語の意味の中には、「火を使って破壊、ダメージ、怪我をさせる」といった意味があり、前乗りは相手が波に乗るチャンスを潰すと言った意味合いになるので、オリジナルの単語の意味から少し派生した形ですね。

ちなみに、ドロップインもバーンもどちらも前乗りという意味になるのですが、基本的にドロップインは名詞、バーンは動詞として使うことが大半です。

個人的推測として、ドロップインを動詞で使うと「drop-in on him」と長いのですが、バーンであれば同じ意味でも「burn him」と短いから楽というのが一因にあると思います。

英語のリンキングについて

サーフィン用語だけをフィーチャーした内容だとかなり薄くなってしまうので、少し強引ではあるものの英語のリンキングにも触れておきます。

英語が少しできる方であれば、BBCやCNNといったニュースの英語はある程度理解できるけど、ネイティブ同士の会話は全く理解できないというケースは珍しくないと思います。

その理由の一つとして、ニュースキャスターは丁寧に単語を区切って喋ることが多い一方、ネイティブ同士になると単語と単語をくっつけて(リンクして)喋るためです。

英語にも子音と母音があり、日本語だと必ず一語が子音と母音を組み合わせて成り立つ一方、英語では子音のみ発音する音も珍しくありません。

そして英語の場合、単語の語尾が子音で終わり、次の単語の語頭が母音の場合は2つの単語を繋げて発音するのです。

先ほどの「burn him」を例に挙げると、発音記号を確認すると「burn」が子音の「n」で終わり、「him」は子音の「h」で始まります。

子音同士なので通常ならばリンクしませんが、「him」は特殊で直前の単語の語尾が子音だと「h」の音が抜けて「im」という発音に変化します。

そのため、「burn him(バーン ヒム)」となるところ、リンクする事で「burnim(バーニム)」という発音に変化します。

「him」以外では「his」や「her」も同様に「h」が抜け、さらには「them」に至っては「th」の音が抜けます。

例を挙げると、グリーンデイの「Minority」という曲の中で「fu@k them all(ファック ゼム オール)」という歌詞があり、3単語が子音と母音のルールが当てはまってリンクするので「fu@kemall(ファッケモール)」となります。

最後に一つ注意点として、英単語を見ると母音で終わっているような単語であっても、実は子音で終わっている単語のケースが多々あるので、辞書アプリなので発音記号をこまめにチェックした方が英語上達には良いです。

まとめ

果たして需要があるのかどうか未知数ではあるサーフィン用語と英語をテーマにした今回の内容。

需要がない可能性もあるので、アクセス数を参考にして今後も続けるかボツにするか決めていきます。

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