昨日お届けしたポルトガルのナザレで開催予定となっているWSLビッグウェイブイベントのイエローアラート発令のニュース。
昨日の時点でおそらく開催される可能性が高いと言及した通り、イエローからグリーンアラートへと変化し、12月12日午前8時にイベントのファーストコールが行われる運びとなりました。
今回の記事は、ナザレチャレンジにグリーンアラートが点灯した理由やイベントのヒート表などに関するニュースをお届けします。
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スウェル予報を精査した上で、ゴーサインを下すことになった理由について、ナザレでのビッグウェイブサーフィンのパイオニアであり、今イベントのコンサルタントであるギャレット・マクナマラは以下の声明を発表しています。
12日(日曜)の予報は、ソリッドスウェルにクリーンコンディションとナザレにとって理想的と言えるほど良いんだ。
スウェルの発生周期と方向もかなり良いと言えるよ。
スウェルは一日を通して強まる予報だから、午前は30~40フィートの小振りで、後にスウェルへの反応が強まって40~60フィートになると見てる。
ナザレでは常に予測不能な要素も秘めているから、もしかしたら思っていた以上にサイズが小さかったり大きかったりすることもあり得る。
ただ、今回の良い点の一つとして、風向きが東南東というナザレでは滅多に吹かない風向きが挙げられるんだ。
ナザレで東南東風はストレートオフショアで、ラインナップを完璧にクリーンにしてくれる。
ライトとレフトの両方でバレルを巻くコンディションになる可能性が十分にあるだろうね。
このコンディションにして、ビッグウェイブサーファーたちによるコンテストを観戦できるのは最高だと思うよ。
ナザレでのビッグウェイブセッションの大半は強めのオンショアが吹いているので、オフショアかつ微風という今回のコンディションは、ギャレットの言う通り非常にレアです。
その一方、ギネス世界記録を更新するほどのビッグサイズではないというトレードオフはありますが、バレルを期待できるのはギャラリーとしても楽しみな点ではないでしょうか。
さて、ここからはイベント情報として、すでにトウインチームの振り分けについてはお伝えしていて、新たにヒート表が発表されたので記しておきます。
Team 1: Kai Lenny (HAW), Lucas Chianca (BRA)
Team 5: Axier Muniain (EUK), Francisco Porcella (ITA)
Team 8: Justine Dupont (FRA), Pierre Rollet (FRA)
Heat 2, Group B
Team 3: Rodrigo Koxa (BRA), Kealii Mamala (HAW)
Team 4: Andrew Cotton (GBR), Will Skudin (USA)
Team 9: Michelle des Bouillons (BRA), Ian Cosenza (PRT)
Heat 3, Group C
Team 2: Nic Von Rupp (PRT), Pedro Scooby (BRA)
Team 6: João de Macedo (PRT), Antonio Silva (PRT)
Team 7: Maya Gabeira (BRA), Eric Rebiere (FRA)
Heat 4, Group A
Team 1: Kai Lenny (HAW), Lucas Chianca (BRA)
Team 5: Axier Muniain (EUK), Francisco Porcella (ITA)
Team 8: Justine Dupont (FRA), Pierre Rollet (FRA)
Heat 5, Group B
Team 3: Rodrigo Koxa (BRA), Kealii Mamala (HAW)
Team 4: Andrew Cotton (GBR), Will Skudin (USA)
Team 9: Michelle des Bouillons (BRA), Ian Cosenza (PRT)
Heat 6, Group C
Team 2: Nic Von Rupp (PRT), Pedro Scooby (BRA)
Team 6: João de Macedo (PRT), Antonio Silva (PRT)
Team 7: Maya Gabeira (BRA), Eric Rebiere (FRA)
イベント会場となるポルトガルと日本との時差は、日本の方が9時間進んでいます。
イベントが2021年12月12日午前8時に開催の場合、日本時間は12月12日午後5時となります。
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公式サイト「Nazaré Tow Surfing Challenge」