2022年1月29日からウェイティングピリオドに突入する2022年シーズンのCTイベント初戦「Billabong Pro Pipeline」。
イベント開催まで間近に迫ってきたということで、WSL(ワールドサーフリーグ)がワイルドカード出場のサーファーを発表し、番狂わせでイベントを盛り上げてくれるであろう非常に興味深い人選となっています。
今回の記事は、WSLが発表したパイプラインCTイベントのワイルドカードに関するニュースをお届けします。
スポンサーリンク
2022年パイプCTイベントのワイルドカード
まずは、メンズ2名、ウイメンズ1名のワイルドカード出場者を紹介します。
*ミゲル・トゥデラ
*モアナ・ウォン(旧姓はジョーンズ)
ここからは各サーファーのパイプラインにおける実績に触れていきます。
バロン・マミヤ
オアフ島ノースショアローカルのバロンは、パイプではあり得ないほど短いボードでチャージすると言われる若手パイプチャージャー。
2017/2018年シーズンのWOTW(Wave of the Winter)では、若手部門のトップに輝いています。
コンテストでは、2019年のボルコムパイププロで準優勝、2021年のHICパイププロでも準優勝とフリーサーフィンとコンテストの両方で安定した結果を残しています。
ミゲル・トゥデラ
ペルー出身ということで、今季はツアールーキーのルッカ・メシナスと共に2人でペルー代表としてパイプイベントに臨むことになるミゲル。
何年も前からパイプ動画では頻繁に目にするほどパイプに献身しているサーファーですね。
直近のコンテストシーンにおける活躍としては、2021年パイプマスターズのトライアルイベントに出場し、パイプスペシャリストを相手に準優勝を果たしてパイプマスターズ本戦に出場しています。
モアナ・ウォン
デジタル版となってウイメンズも参加となった昨シーズンのトリプルクラウンにて、一躍注目を集めるようになったモアナ。
ウイメンズでパイプラインはCTイベント会場でもなかったので練習するサーファーがいない中、モアナはパイプに献身していて、その甲斐あってトリプルクラウンのパイプ部門を制しました。
ウイメンズサーファーは、コンテストサーファーがどの分野においてもトップという概念を覆したとも言えます。
そして直近でパイプで開催されたHICパイププロでは、CTサーファーも出場するレベルの高いコンテストながら、全てのヒートで1位通過を果たし優勝しています。
まとめ
ローカルワイルドカードはシード順位が最下位となる事から、早期ラウンドからトップシードと対戦することになります。
そのせいか、順当にトップシードが勝ち上がることが大半なのですが、今回は会場がパイプラインという特殊な環境。
特にウイメンズについては、明らかにモアナが高い経験値を誇り結果も残しているので、スポイラーとしていかにイベントをかき乱してくれることになるのか楽しみではないでしょうか。
-----
公式サイト「WSL」