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先日行われたポルトガルCTイベントのラウンド4ヒート5での「ガブリエル・メディナ」vs「カイオ・イベリ」のヒート。

同ヒートでは圧倒的にヒートをリードしていたガブリエルがインターフェアを犯し、まさかの敗退と言う結果となりました。

しかし、インターフェアのコールに対して納得行ってないのが3度目のワールドタイトルを目指しているガブリエル。

今回の動画は、ガブリエル・メディナ本人がインターフェアを犯していないと反論するためにSNSで公開した映像、SNS投稿の余波、ケリー・スレーターの意見などをお届けします。


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ガブリエルほどのサーファーならば圧倒的に有利な立場にありながらルールを無視するはずはなく、インターフェアを取られた波でもジェスチャーで「自分に非はない」とばかりのアピールをしました。

しかし、ジャッジが下した判断はカイオに対してガブリエルによるインターフェア。

ヒート終了後、納得のいかないガブリエルはジャッジタワーへと向かったとのことですが、WSLサイトでは「ガブリエル敗退」の記事が掲載されているので、ジャッジ判断は覆らなかったと言えます。

そこでガブリエルが自身のSNSで動画と共にコメントを投稿しました。

僕のヒートで何が起きたのか説明したいと思ってる。カイオと僕は同じ波を掴み、それぞれライトとレフトに乗っていった。

僕の波はショートライドでカイオの波は距離が長くて、僕がパドルバックした時には、まだカイオは波に乗っていたんだ。

だから、プライオリティは僕だと思ってサインボードを確認もしなかった。驚いたのは、次の波が入った時、僕がプライオリティを持っていると確信して波に乗ろうとしたら、インターフェアを取られたんだ。

ヒート終わりにジャッジのところに行って、映像を確認させてもらったけど、二人で同じ波に乗った後、ラインナップに戻ったのは僕の方が早かったのは明らかだった。

ならば、ルール上、プライオリティは僕が持っていたはず。こんなミスが再び起こらないよう、僕のヒートを再チェックしてもらえるよう願っているよ。

上記のガブリエルによるSNS投稿は800万人以上のフォロワーによって一気に拡散され、さらにはガブリエルの親友であるネイマール(サッカー選手)によっても拡散が助長。

もしもガブリエルの主張が正しいのならば、問題の矛先はジャッジに向けられるはずですが、実際にはカイオへと向かうことに。

カイオは「12時間ほどで1万件以上のメッセージが届いた。内容は、まるで僕が悪者かのよう、バカにしたり脅したり人格否定するようなものだった。ガブリエルやネイマールといったインフルエンサーの行動としてはクールじゃないと思うよ」とコメント。

サーフィン界のご意見番であるケリー・スレーターは「カイオに批判コメントする奴らは何も分かってないだけ。ガブリエルは感情的になってるけど、プライオリティボードを確認しなかったのはガブリエルのミス」とバッサリ。

カイオが誹謗中傷を受けている現状を考えれば、ガブリエルがプライオリティを持っていなかったことを証明できる映像をWSLが公開すれば良いだけだと思います。

WSLは様々な角度から撮影しているので、証明することは簡単なはずなのですから。しかし、WSLサイドからは特に動きがないのが現状です。

ガブリエル本人としてはジャッジのミスと思い、カイオはプライオリティボードを確認しての判断だったと思いますが、ジャッジ判断が正しかったと証明するのもWSLの役割だと思うので、早く何らかの発表があればと願っています。

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参照記事「Caio Ibelli Is Receiving Death Threats From Thousands Of Misinformed Gabriel Medina Fans