2021年シーズンからスタートしたWSL(ワールドサーフリーグ)によるCS(チャレンジャーシリーズ)。
以前はサーフィンのワールドツアーであるCT(チャンピオンシップツアー)入りするための条件が、下部ツアーに当たるQS(クオリファイングシリーズ)でメンズならばトップ10入りでした。
なのですが、CTとQSの間にCSというツアーが加わった形となります。
今回の記事は、5月から今シーズンがスタートするCSのスケジュール変更に関するニュースをお届けします。
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リージョナルツアーと呼ばれる基本的には大陸ベースで開催されるQSのランキングに応じて出場権が与えられるCS。
従来はQSランクのトップ100がQSで最もグレードの高いイベントへの出場権を与えられていて、CSはいわゆるQSハイエストグレードイベントをまとめたツアー。
そのCSはリージョナル毎で出場者枠が決まっているので、オリンピックに近い形になったと言えます。
どうゆう事かと言うと、完全実力主義ではなく、より多くの国のアスリートを出場させたいと言う意図があるためです。
なにはともあれ、2022年シーズンのCSスケジュールは昨年8月に発表されていましたが、スケジュール変更があったので今回のプレスリリースとなりました。
今回の変更点は、当初は11月にピハ(ニュージーランド)でのCSイベントが予定されていましたが、サクアレマ(ブラジル)イベントに変更となっています。
サクアレマはCTイベント会場でもあるので、CSイベント会場にもなると言うのは興味深いです。
と言うのも、CTイベント開催は南半球のウインターシーズンとなる6月終盤からスタートで、CSイベントは11月とシーズンが異なるためです。
おそらく11月はベストシーズンではないと思いますが、ブラジリアンCTサーファーの多さを考えれば、ブラジル開催のCSイベントが無いのは不自然だったのでブラジルイベント追加は妥当に思えます。
ちなみに、スポンサーはブラジル最大の商業銀行であるブラジル銀行という事で、いかにブラジル国内におけるサーフィンというスポーツの地位が高いのかが分かりますね。
最後に、個人的にはアジアでのCSイベントが無いのは少し悔しく感じるので、五十嵐カノアに続くアジア人CTサーファーが増えて存在感を増していけばと願っています。
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公式サイト「WSL」