PHOTO: © WSL / Hallman

2022年11月15日からウェイティングピリオドに突入したWSL(ワールドサーフリーグ)によるビッグウェイブイベント。

以前はツアーイベントとして複数あったのですが、現在はパドルイン(自力で波に乗る)のジョーズ(マウイ島)、トウイン(ジェットスキーに牽引してもらう)のナザレ(ポルトガル)の2つのみとなっています。

そして昨シーズンはコロナ禍のドタバタもあってか、ジョーズイベントは開催されませんでした。

今回の記事は、今季2022/2023年シーズンのビッグウェイブイベントのフォーマットや招待サーファーといったニュースをお届けします。


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WSLとして開催となるビッグウェイブイベントは「Quiksilver JAWS Big Wave Challenge pres. by TUDOR」と「TUDOR Nazaré Tow Surfing Challenge pres. by Hurley」の2イベント。

ですが、パドルインとトウインに分かれるので、同じビッグウェイブイベントと言っても全くの別物と考えて差し支えないでしょう。

片方のみを専門とするサーファーもいる位ですし。

イベントのウェイティングピリオドは、どちらのイベントも2022年11月15日~2023年3月31日の設定となります。

最低でもフェイスで25フィート以上の波が発生しないとイベントは開催されないルールとなっています。

イベント開催までの流れは、開催予定72時間前にイエローアラート、イエローアラートから波予報が変わらなければ開催予定24時間前にグリーンアラート発令で、当日のコンディションも予報通りならばイベントがオンとなります。

ここからは、それぞれのイベント情報を説明していきます。

JAWS Big Wave Challenge

同イベントはメンズは24名出場でヒート進行は以下の通り。

ラウンド1:6人ヒート×4で各ヒートの上位3名がセミファイナル進出

セミファイナル:6人ヒート×2で各ヒートの上位3名がファイナル進出

ファイナル:6人ヒート

ウイメンズはメンズの半数となる12名開催で、メンズのセミファイナルからと全く同じ進行。

ヒート時間は基本的に45分と記されているので、もしかしたらファイナルだけ長めになるのかもしれません。

今季は初の試みとして、WSLの他のイベント同様にプライオリティも取り入れるとのことです。

スコアカウントは従来通りベスト2のトータルな点はCTなどと同じですが、ビッグウェイブイベントではグッドライドの評価を高くするためにシングルベストは2倍とし、トータルで30ポイント満点となります。

招待サーファーリストは以下の通り。

メンズ
1 - Billy Kemper (HAW)
2 - Ian Walsh (HAW)
3 - Nathan Florence (HAW)
4 - Kai Lenny (HAW)
5 - Makua Rothman (HAW)
6 - Lucas Chianca (BRA)
7 - Russell Bierke (AUS)
8 - Nic von Rupp (PRT)
9 - Eli Olson (HAW)
10 - Torrey Meister (HAW)
11 - Koa Rothman (HAW)
12 - Nic Lamb (USA)
13 - Grant Baker (RSA)
14 - Jamie Mitchell (AUS)
15 - Albee Layer (HAW)
16 - Tyler Larronde (HAW)
17 - Jojo Roper (USA)
18 - Ty Simpson-Kane (HAW)
19 - Matt Bromley (RSA)
20 - Francisco Porcella (ITA)
21 - Trevor Carlson (HAW)
22- Tom Lowe (GBR)
23 - Aaron Gold (HAW)
24 - Greg Long (USA)

ウイメンズ
1 - Paige Alms (HAW)
2 - Felicity Palmateer (AUS)
3 - Annie Reickert (HAW)
4 - Keala Kennelly (HAW)
5 - Emily Erickson (HAW)
6 - Michaela Fregonese (BRA)
7 - Bianca Valenti (USA)
8 - Skylar Lickle (HAW)
9 - Justine Dupont (FRA)
10 - Raquel Heckert (BRA)
11 - Laura Enever (AUS)
12 - Izzy Gomez (COL)

 

Nazaré Tow Surfing Challenge

ナザレイベントはトウインと言うことで、2人の招待サーファーが交互にドライバー役も兼ねるチーム制イベント。

全9チームで3チーム毎のグループに分けられ、各チームは2ヒートに出場することになるので合計で40分ヒート×6を開催。

両ヒートの中からベスト2スコアを個人のトータルスコアとして、イベント結果が決定となります。

スコアカウントはジョーズイベントと同じく、シングルベストは2倍とするのでトータルで30ポイント満点。

個人結果に加え、例年通りであればチーム優勝も発表されることになるでしょう。

招待サーファーは以下の通り。

Team 1: Lucas Chianca (BRA) & Kai Lenny (HAW)
Team 2: Nic von Rupp (PRT) & Pedro Scooby (BRA)
Team 3: Andrew Cotton (GBR) & Will Skudin (USA)
Team 4: Rodrigo Koxa (BRA) & Kealii Mamala (HAW)
Team 5: João De Macedo (PRT) & Antônio Silva (PRT)
Team 6: Sebastian Steudtner (DEU) & Daniel Goldberg (USA)
Team 7: Maya Gabeira (BRA) & Pierre Rollet (FRA)
Team 8: Michelle des Bouillons (BRA) & Ian Cosenza (PRT)
Team 9: Justine Dupont (FRA) & António Laureano (PRT)

オルタネートリスト(補欠)
Rafael Tapia (CHL) and Jamie Mitchell (AUS)
Éric Rebière (FRA) & Pierrot Caley (FRA)
Axier Muniain (GBR) & Francisco Porcella (ITA)

 

まとめ

個人的に最も注目しているのはジョーズイベントであり、2019年開催がラストとなっています。

ジョーズマスターのビリー・ケンパーが今季も圧倒的な強さを見せることになるのか非常に楽しみなところです。

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