サーフシーズンの中でも最もビッグスウェルが発生しやすいピークシーズン(7~8月)に入っているインドネシア。
日本でも真冬になると勢力の強い低気圧が発生するのと同じく、現在の南半球は真冬なためです。
東南アジアの大半が北半球にあるので不思議に思う方もいるとは思いますが、インドネシアのメインのサーフエリアは南半球に位置しているので。
今回の動画は、6月終わりに撮影されたインドネシアのメンタワイ諸島に位置するバンクヴォルツでのフリーサーフィン映像をお届けします。
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インドネシアと言えば、スウェルの発生源がインド洋と南半球であることから、南半球のウインターシーズンがサーフシーズン。
具体的には4~10月の乾季に当たり、季節風は南東風と言う事で主役は日中もオフショアとなる西向き沿岸。
実際にはシーブリーズとのせめぎ合いなのか分かりませんが、西向き沿岸であってもストレートオフではなく、サイド寄りの風になったりするエリアも珍しくないのですが。
何はともあれ、上記の条件からコンディションが決まりやすいのがレフトハンダーであり、インドネシアはレフト天国と呼ばれるサーフカントリー。
そんなインドネシアなのでライトは貴重であり、インドネシアで数少ないワールドクラスのライトハンダーと呼ばれているのが今回のバンクヴォルツ。
動画概要欄には以下のコメントが記されています。
6月29日のマソクト島は南東風にサイズのある南西スウェルが1日続き、Eベイやピットストップスでは完璧なオフショアコンディションだった。
でも、僕らが待ち望んでいたのは風向きが北西に変わるミラクル。
そんなミラクルが現実のものとなったのが午後3時頃の事で、先月6月にして最もクリーンコンディションのバンクヴォルツを当てることになった。
雨季の季節風がオフショアとなるバンクヴォルツにして、季節風が強まる日中にストレートオフショアに回り込んだと言う奇跡的なタイミング。
にもかかわらず、多くのサーファーがラインナップに集まっている様子を見ると一瞬で情報が出回った事が分かりますね。
ちなみに、同ラインナップにはココ・ホーやローラ・エネヴァーなどといった女性トップサーファーたちも入っていたそうです。