現在カリフォルニア州ハンティントンビーチで開催中となっている真夏のビッグイベントであるUSオープン。
同イベントは今年2023年シーズンにおけるCS(チャレンジャーシリーズ)第4戦と言う事で(全6戦)、ちょうど折り返し地点を迎えたところ。
そしてメンズでは早くも来季2024年シーズンのCT(チャンピオンシップツアー)クオリファイを決めるサーファーが出ました。
今回の記事は、コール・ハシュマンド「Cole Houshmand」(22歳)のCTクオリファイに関するニュースをお届けします。
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CSイベントとは
CSとはご存じの方が多いと思いますが、サーフィンのワールドツアーであるCT入りするためには必須のツアー。
年間CSランキングで、メンズはトップ10、ウイメンズはトップ5がCT入りの切符を手に入れる事になります。
今年のCSイベントは全6戦で、導入前の発表では後に10イベントほどにする構想であると語られていたものの、今年はハレイワイベントがなくなったりとイベント数は一定ではありません。
ちなみに、CSイベントの導入が発表されたのはコロナ前の2019年だったので、正式に発足したのは2021年シーズンから。
従来のQS(クオリファイングシリーズ)からのCT入りとの違いは、大陸枠でのCS出場サーファー数の上限が設けられたこと。
つまり、完全実力主義ではなくなったので、ハイレベルなブラジリアンにとって不利になり、逆も然りといったところです。
今季第一号のCTクオリファイ
USオープンの時点でCTクオリファイを決めるのはあまりにも早い気がしますが、それだけコールの結果がずば抜けているため。
第2戦のシドニー、第3戦のバリトと2戦連続で優勝を果たしているのです。
昨年2022年シーズンの和井田理央と全く同じパターンですね。
そんなコールのホームは、サーフブランドのヘッドクオーターが集まる事から業界中心地と呼ばれる南カリフォルニアのサンクレメンテ。
業界中心地ながら、近年でCTまで上り詰めたサーファーはコロヘ・アンディーノやグリフィン・コラピントくらいと決して多くないです。
ですが、現在は勢いがありグリフィンの弟のクロスビーがCSランク13位、ケイド・マトソンがCSランク5位、ジェット・シリングがCSランク10位と活躍中。
コールに続くサンクレメンテボーイズが今年出てもおかしくないので注目ですね。