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Photo by Tony Heff/World Surf League

5×ワールドチャンピオンでハワイアンサーファーのカリッサ・ムーア「Carissa Moore」(31歳)。

複数回のタイトルを獲得するサーファーのツアー在籍は通常長いのですが、カリッサは31歳で今なおトップレベルにありながら、ワールドツアーを引退することを発表となりました。

今回の記事は、カリッサ・ムーア本人のコメントや2024年の今後出場するコンテストスケジュールに関する内容についてお届けします。


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今回のカリッサのツアー引退については、実はスタブ誌が「今季のカリッサは2020年に実現できなかったセミリタイアをするという噂がある」と報じていたので、やはりと言った感じでした。

まぁ、セミリタイア(1年だけツアーを離れてワイルドカード復帰すること)よりも大きなインパクトではあるのですが。

2017年に結婚式を上げているカリッサは子だくさんの家庭にしたいのが夫婦の願望だと語っていた事もあったので、コンペティターライフを送っていたら現実的ではなかったと言う点も今回の決断の一因だったのかもしれません。

まずはカリッサの功績としては、5×ワールドタイトルはもちろんのこと、オリンピックの初代金メダリストと言う肩書が非常に大きいですね。

今年2024年パリ五輪にも出場するので、もしかしたら2大会連続金メダリストになるかもしれない点にも注目が集まる事でしょう。

カリッサ本人によるコメントは以下の通り。

コンテストジャージを越えたこれまで見た事のない世界を見ることにエキサイトしてるわ。

私は「引退」って言葉は好きじゃないの。

個人的には「ツアーを離れて出発」、「ツアーから身を引く」、「ギアチェンジ」、「進化」みたいに表現したいわ。

ツアー初戦開催間近にしての公表と言う事で、気になる点の一つは今シーズンのCTはどうするのかという点。

今シーズンのカリッサは、まずはホーム開催であるパイププロには出場して、パイププロが正式な引退イベントになる事でしょう。

なのですが、5月開催のチョープーを会場にしたタヒチプロにはワイルドカード出場するとのこと。

タヒチプロへの出場は、夏のパリ五輪に向けてのトレーニングを兼ねての出場という意味合いが大きいと思います。

それだけパリ五輪での再度の金メダル獲得を本気で狙っている事が窺えますね。

さて、突然の引退発表とはなったものの、まだまだコンテストシーンでのカリッサを見る事ができるので、まずはパイププロでの活躍を楽しみにしたいところです。