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Photo: WSL / Kirstin

先日終了したマーギーズプロの結果をもち、ミッドシーズンカットが決定となりました。

メンズはトップ22、ウイメンズはトップ10に入れなかったCTサーファーがツアー脱落というルールです。

そこで発表となったのがシーズンワイルドカード、次戦となるチョープーイベントのワイルドカード、そしてケリー・スレーターの行方。

今回の記事は、WSL(ワールドサーフリーグ)が発表したシーズンワイルドカードやCTイベントのワイルドカードと言ったニュースをお届けしします。


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まずはケリーの話題に触れておくと、ケリーは今シーズンのチョープー(タヒチ)とクラウドブレイク(フィジー)のCTイベントにワイルドカード出場することが決定となりました。

前々から好きなイベントだけ出場したいなと言っていたので実現したというわけです。

ワールドツアーへの貢献度でいったらケリーほどの存在はいないので、何でもありなのは流石と言ったところではないでしょうか。

もはや「リタイア」の概念が何なのかも良く分からなくなってしまいますが(笑)。

チョープーイベントのワイルドカードについては、メンズのもう1枠はローカルトライアルが5月18~19日に開催され決定するとのこと。

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Photo: WSL / BRENT BIELMANN

チョープーイベントのウイメンズサイドについては、まずは今シーズンでツアーを引退したカリッサ・ムーアが出場。

カリッサの目的は、パリ五輪がチョープー開催となるのでトレーニング的な意味合いが大きいと思います。

CTイベント開催中はチョープーを貸切という普段ではあり得ない環境ですから。

ウイメンズのワイルドカードはもう一人いて、パリ五輪に出場するローカルでチョープースペシャリストのヴァヒネ・フィエロ。

おそらく現時点において、しっかりとスラブ(slab:底ボレするバレル)がブレイクするコンディションになったチョープーでは、ヴァヒネが一番上手いウイメンズサーファーでしょう。

ただ、コンテストはメンズにグッドコンディションが優先され、ウイメンズはコンディションが良くないタイミングで開催される事が多々あるので、ヴァヒネが実力を出せるかどうかはコンディション次第と言えます。

ツアーへの貢献度で決まるシーズンワイルドカードは、メンズがジョアン・チアンカとフィリペ・トレド、ウイメンズがレイキー・ピーターソンとステファニー・ギルモア。

このシーズンワイルドカードは、2024年後半戦から2025年前半戦までと2025年前半戦のみの2パターンに分かれます。

今シーズンであれば、フィリペとステフは今シーズンはブレイクと言う事で、今季後半戦からのシーズンワイルドカードはジョアンとレイキーだと思います。

ただし、ジョアンはまだコンテスト復帰していないものの、スナッパーロックス開催のCS初戦に出場しても良いという健康診断書を取っているとのこと。

つまり、出場できる状況にはあるそうですが、実際に出場するのかどうかははっきりしていません。

ウイメンズのレイキーについては、おそらく今季の後半戦は出場すると思いますが、チョープーに関しては変則的にカリッサがワイルドカード枠を取ったのですでに枠が埋まっています。

出場できる可能性としては、CTサーファーが怪我などで欠場して枠が空いた場合くらいなので、チョープーにレイキーが出場するのかどうかはまだはっきりしていません。

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公式サイト「WSL