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Photo: WSL

現地時間2019年6月1日、オーストラリアのWA(ウエスタンオーストラリア)州マーガレットリバーをメイン会場とするCT(チャンピオンシップツアー)第4戦が開催。

メンズとウイメンズ共にイベント名は「Margaret River Pro(マーガレット・リバー・プロ)」で、通称マーギーズプロ。

スウェルがピークに達した本日は、メンズのラウンド3とウイメンズのラウンド3残り3ヒートが終了しました。

今回の記事は、マーギーズプロのイベントレポート、動画、今後の波予報などをお届けします。


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Margaret River Pro(メンズ)

予報通りにサイズアップした本日は、会場をマーガレットリバーのサーファーズポイント(メインブレイク)からライトのスラブのザ・ボックスに移動しての開催。

予報では終日オフショアのクリーンコンディションだと思われましたが、かなりトリッキーなコンディションでした。

残念なニュースとして、イベント開催前となる早朝、ウォームアップセッションをしていたレオナルド・フィオラヴァンティが肩を脱臼し、イベント棄権を余儀なくされました。

そのため、レオと対戦予定であったジョーディ・スミスは不戦勝によりラウンド4進出となることに。

本日の大番狂わせとしては、ガブリエル・メディナがリプレイスメント出場のカイオ・イベリ、フィリペ・トレドがワイルドカード出場のジャック・ロビンソンに敗退。

ガブリエルは接戦の末に僅差で敗退、フィリペはジャックが9ポイント台を二本揃える大活躍の前に成す術もなしといった結果でした。

ジャックのスコアはもちろん本日のトータルハイエストスコア(18.57ポイント)となっています。

興味深かったのはイタロ・フェレイラで、ザ・ボックスで初サーフであったものの一本目からエクセレントレンジ(8~10ポイント台)となる8.17をマーク。

本日のイタロとジャックの活躍を見ると、トッププロにはローカルナーレッジは関係ないようにも思えてしまいます。

ジャックはローカルですが、幼い頃からスターサーファーとして注目されていて、年間にホームで過ごすのは2か月程度の日々をずっと繰り返していたでしょうし。

日本で9月に開催されるISAイベント絡みで、ケリー・スレーターがアメリカ代表として出場するにはケリーよりも上位に位置するコナー・コフィンを今イベントで上回る必要があります。

本日のケリーは、得意なコンディションであるためラウンドアップを果たし、コナーも勝ち上がっています。個人的に、ケリーとコナーの結果にも非常に注目しています。

自然豊かなオーストラリアらしさで言えば、本日は先ほど名前の出たコナーがイルカにドロップイン(前乗り)されることに!?オーストラリアでは珍しくないイルカとのシェアライドです。

オーストラリアで少し田舎の方へ行けばよくある事なのですが、動画として見ると非常に神秘的ではないでしょうか。

本日の結果

今後のヒート表

Margaret River Pro(ウイメンズ)

メンズのラウンド3終了後、ウイメンズは3ヒートだけ残っていたラウンド3が開催。

ただし、さすがにザ・ボックスではなく、マーガレットリバーのサーファーズポイント(メインブレイク)での開催となりました。

その3ヒートでは、今季台風の目となっているブリッサ・ヘネシーがマリア・マニュエルを破る結果に。マイクロアカデミーのコーチングは、確実に結果を出しますね。

その後のヒートでは、ステファニー・ギルモアとレイキー・ピーターソンが順当に勝ち上がっています。

本日の結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

今後の進行としては、4日(火曜)にはコンテストを終了させる方向で動いていて、明日2日(日曜)は最大セットがフェイスで10フィートの予報なのでイベントはオンとなるでしょう。

おそらく明日はメンズもサーファーズポイントで開催になると思われるので、本日のスラブからオープンフェイスでのカーヴィングと、再び大きくコンディションは変わることでしょう。

まとめ

日本と西オーストラリアの時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。

現地時間の午前7時にイベント開催の場合、日本時間は午前8時となります。

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公式サイト(メンズ)「Margaret River Pro

公式サイト(ウイメンズ)「Margaret River Pro

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