Photo by Manel Geada/World Surf League

現地時間2025年2月15日(アラブ)、アブダビのウェイブプールを舞台にしたCT(チャンピオンシップツアー)第2戦「Surf Abu Dhabi Pro」が開催。

イベント2日目となった本日は、ウイメンズのラウンド1~2とメンズのラウンド3を開催し、男女ともにクオーターファイナリストが決定し残すはイベント最終日まで進行することになりました。

今回の記事は、2025年アブダビプロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画と言ったイベント情報のニュースをお届けします。


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2025年アブダビプロ2日目のイベントレポート

ウイメンズ

前日のメンズに引き続き、ウイメンズラウンドが開幕となった本日。

進行としては、ウイメンズのラウンド1、メンズのラウンド3、そしてナイトセッションとしてウイメンズのラウンド2でフィニッシュとなりました。

Photo by Thiago Diz/World Surf League

さて、ウイメンズラウンドが始まってみて興味深かった点は、昨日のメンズラウンドを見ているとフロントサイドの波の方が高いスコアをマークするサーファーの方が多かったです。

ですが、ウイメンズではバックサイドの方がスコアが高いサーファーが多いのです。

基本的にフロントサイドの方がレパートリーが豊富になるので、メンズのようにフロントサイドの方がハイスコアになりやすいのが自然。

ですが、ウイメンズの場合はエアリアルをするサーファーがまずいないので、フロントサイドもバックサイドもターンとバレルがメインで、レパートリーに変化がない点が大きいのだと思います。

ラウンド1でシングルハイエスト7.23、トータルハイエスト13.83をマークしたのはモリー・ピクラム。

モリーはヒート前の様子がライブ中継に映ると、カラオケをしたりとノリノリな様子でした。

そんなことがあり、「ヒート前のカラオケが成功の秘訣か」などとSNS投稿されることに。

ちなみに、モリーのシングルハイエストもやはりバックサイドでのライディングとなっています。

ラウンド1の結果

HEAT 1: Bella Kenworthy (USA) 11.77 DEF. Brisa Hennessy (CRC) 10.66, Lakey Peterson (USA) 9.07
HEAT 2: Caroline Marks (USA) 12.67 DEF. Isabella Nichols (AUS) 12.07, Luana Silva (BRA) 7.74
HEAT 3: Caitlin Simmers (USA) 12.23 DEF. Bettylou Sakura Johnson (HAW) 9.50, Macy Callaghan (AUS) 9.24
HEAT 4: Molly Picklum (AUS) 13.83 DEF. Vahine Fierro (FRA) 12.84, Johanne Defay (FRA) 9.63
HEAT 5: Gabriela Bryan (HAW) 13.34 DEF. Tatiana Weston-Webb (BRA) 12.33, Sally Fitzgibbons (AUS) 9.07
HEAT 6: Erin Brooks (CAN) 11.80 DEF. Sawyer Lindblad (USA) 10.40, Tyler Wright (AUS) 10.30

ラウンド2に進むと、ウイメンズもメンズ同様にトーナメントからリーダーボード方式となり、勝ち上がるのはトップ2のみと言う狭き門。

また、負ければイベント敗退となるのでプレッシャーがかかるラウンドでもあります。

そんな敗者復活戦でトップ通過を果たしたのは、ツアー歴2年目のソイヤー・リンドブラッド。

ソイヤーはフロントサイドとなるレフトで7.00ポイントを叩き出し、クオーターファイナルへと駒を進める結果となりました。

クオーターファイナルへの残り1枠を手にしたのは、ツアールーキーのヴァヒネ・フィエロ。

ヴァヒネが6.70、3位となったベティルー・サクラ・ジョンソンが6.67とかなり僅差の勝負を制しての際どい戦いでした。

ラウンド2の結果

1 - Sawyer Lindblad (USA) 7.00
2 - Vahine Fierro (FRA) 6.70
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3 - Bettylou Sakura Johnson (HAW) 6.67
4 - Johanne Defay (FRA) 6.57
5 - Tatiana Weston-Webb (BRA) 6.47
6 - Tyler Wright (AUS) 5.77
7 - Lakey Peterson (USA) 5.70
8 - Sally Fitzgibbons (AUS) 5.30
9 - Brisa Hennessy (CRC) 5.27
10 - Luana Silva (BRA) 5.17
11 - Isabella Nichols (AUS) 5.07
12 - Macy Callaghan (AUS) 3.43

メンズ

ウイメンズラウンドに続いて開催となったメンズラウンド。

本日のシングルハイエストスコア9.23をマークしたのはツアールーキーのジャクソン・バンチ。

フロントサイドとなるレフトにて、エアリバース×2にアーリーウープと3発のエアリアルをメイクしてのスコアです。

これまでのウェイブプールイベントでは、メンズだと単発エアーは珍しくなく、ガブリエル・メディナやフィリペ・トレドなどが2発のエアーを入れるのが印象的でした。

でしたが、こちらは3発という事でインパクトが大きいですね。

3発目はやらなくてもハイスコアが出ることが分かっていて、傍から見ていたらもしワイプアウトしたらとリスクを考えてしまいがちですが、それでも仕掛けた度胸も凄いです。

トータルハイエストスコア15.77をマークしたのは五十嵐カノア。

優勝候補のフィリペを相手に、トータルハイエストをマークしての勝利は大きいですね。

カノアにとってのシングルハイエストになったのはフロントサイドのライトでの8.17。

同スコアは、ジョシュ・カーが考案したアーリーウープの変形となるカラプトをメイクしてのライディングとなりました。

ちなみに、ウェイブプールでカラプトと言えば、ガブリエルが得意としていたバリエーションですね。

このヒートはちょっとしたトラブルも発生し、フィリペがライトの2本目を乗っていてエンドセクションでのレイバックハック中にウォーターフォトグラファーと接触してワイプアウト。

この件についてWSLサイドとしては、「フィリペが接触せずにレイバックハックをメイクしていようがスコアに大差は生まれないのでリサーフは無し」との見解を発表。

カノアがそれだけ大差でリードしていたと言うわけですが、元CTサーファーのジャック・フリーストーンなんかは「リサーフさせるべき」と主張。

同一条件で臨んでいるヒートにもかかわらず、邪魔が入ったりと条件自体が揺らいだためです。

今後さらなる物議を醸すことになりそうなアクシデントだったと言えるでしょう。

ラウンド3の結果

HEAT 1: Ethan Ewing (AUS) 13.60 DEF. Deivid Silva (BRA) 8.80
HEAT 2: Miguel Pupo (BRA) 13.34 DEF. Jordy Smith (RSA) 11.50
HEAT 3: Jackson Bunch (HAW) 15.73 DEF. Griffin Colapinto (USA) 10.17
HEAT 4: Rio Waida (INA) 13.90 DEF. Connor O'Leary (JPN) 13.33
HEAT 5: Italo Ferreira (BRA) 15.17 DEF. Mateus Herdy (BRA) 12.60
HEAT 6: Kanoa Igarashi (JPN) 15.77 DEF. Filipe Toledo (BRA) 12.60
HEAT 7: Jack Robinson (AUS) 13.83 DEF. Liam O'Brien (AUS) 13.00
HEAT 8: Yago Dora (BRA) 13.67 DEF. Joel Vaughan (AUS) 12.67

2025年アブダビプロ2日目のハイライト動画

ウイメンズのラウンド1&メンズのラウンド3ハイライト

ウイメンズのラウンド2ハイライト

まとめ

日本とアブダビの時差は5時間で、次なるライブ中継開始となる現地時間の16日午前10時は日本時間では16日午後15時となります。

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公式サイト「WSL

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