
現地時間2025年6月29日(ブラジル)、リオデジャネイロ州サクアレマのイタウナをメイン会場とするCT(チャンピオンシップツアー)イベント第9戦「VIVO Rio Pro」が終了。
イベント最終日となった本日は、ウイメンズはモリー・ピクラム、メンズはコール・ハシュマンドの優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、2025年リオプロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、最新CTランキングと言ったイベント情報をお届けします。
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2025年リオプロ
ウイメンズ
セミファイナルでエリン・ブルックス、ファイナルではルアナ・シルヴァを破り優勝を果たしたモリー・ピクラム。
バックウォッシュが入ったり、潮周りの時間によってライトが良くなったりレフトが良くなったりとコンディションが目まぐるしく変化した本日。
そのため、CTサーファーであっても良い波をキャッチし、普段通りのサーフィンをする事すら難しいコンディションでした。
そんな中で、安定したパフォーマンスを見せたのがモリー。
特にファイナルでは本日のトータルハイエストスコア15.00、シングルハイエストスコア8.17とパフォーマンスのピークを合わせるほど完璧な出来となりました。
今回の優勝で、モリーのCTイベント優勝は3勝目となります。
CTランクは2ランクアップでランキングトップへ上昇しています。
興味深い点として、今年のWSLファイナルはレフトのクラウドブレイク開催ですが、現CTランクトップ5は全員バックサイドになるレギュラーフッターとなっています。
モリーの優勝コメントは以下の通り。
今年はベストを尽くすために懸命に努力してきた。
実はファイナルの前には、また優勝のチャンスが巡ってきたっていろんな思いが溢れそうになったんだ。
リオでの優勝をずっと夢見てきたから。
私はエネルギッシュなタイプで、ブラジルのエネルギーが大好きだから、今年優勝できたことは本当に意義深いの。
ホームにいるみんなに感謝してるわ。
みんな観戦してくれてたのは分かってるし、みんなからの愛を感じてたから。
実際、優勝してすぐに家族の名前を叫んだし。
大好きなみんなやずっと支えてくれたみんなと優勝をシェアしたかった。
みんな、本当にありがとう。
ルアナは相当な強豪で、サーフィンの調子が良さそうだったし、タフな相手だって分かってた。
ヒート終盤までに私は数本のグッドスコアを揃えてはいたけど、逆転される恐怖は常に持ってた。
ルアナは逆転劇が可能なサーファーだって分かってから、それだけにファイナルを勝ててハッピーだったの。
ヒート結果
メンズ
クオーターでジェイク・マーシャル、セミでミゲル・プポ、ファイナルでグリフィン・コラピントを破り優勝を果たしたコール・ハシュマンド。
イタウナ開催となって以降のリオプロでは、エアゲームを得意とするブラジリアンの優勝が目立っていたので意外な結果だったと言えます。
コールはパント系はほとんど入れないレールゲームが得意なサーファーで、イメージとしてはイーサン・ユーイングのグーフィーフッター版といった感じですので。
レールゲーム勝負という事でパーフェクト10と言ったスコアが出にくいサーフィンではあるものの、本日のトータルハイエスト16.90、シングルハイエスト9.40をファイナルでマーク。
完全にファイナルにピークを合わせた理想的な試合運びでのフィニッシュとなったと言えます。
コールのCTイベント優勝は、昨年のベルズビーチイベントに続いての2勝目となります。
コールの優勝コメントは以下の通り。
正直言って実感が湧かないし、言葉にならない。
長い1年だったし、本当に楽しい1年だった。
マジでブラジルが大好きだし、ブラジルの全てを愛してる。
そして僕は好きな事をやれてて、最高過ぎるね。
この一週間のファンは、僕を好きだろうが嫌いだろうが、世界一情熱的だった。
あの情熱が大好きだし、パワーをもらってるよ。
ブラジルイベントはスタジアムイベントみたいな感じで、ビーチを眺めると人でごった返してる。
これこそ僕らの理想だし生きがいだから、最高の環境だよね。
2度目のCTイベントファイナルで、再びグリフィンと対戦になったのは最高だった。
親友といつものサーフィンって感じだから、気分的にはエクスプレッションセッションみたいなもんだね。
明確な戦略を持って臨むっていうようりも、ただ純粋にサーフィンを楽しんだだけで。
ヒート結果
リオプロのハイライト動画
最新CTランキング
ウイメンズ
メンズ
まとめ
次なるCTイベントは南アフリカへと舞台を移し、CT第10戦「Corona Cero Open J-Bay」。
同イベントのホールディングピリオドの設定は、7月11~20日となります。
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公式サイト「WSL」