
現地時間2025年9月10日(モルディブ)、北マーレ環礁のサルタンを舞台にした世界一贅沢なサーフィンイベント「Four Seasons Maldives Surfing Champions Trophy」が終了。
イベント最終日に開催された部門はスラスターとグランドファイナルで、両者ともにタヒチ出身のミシェル・ボウレツが制する結果となりました。
今回の動画は、2025年チャンピオンズトロフィーのスラスター部門とグランドファイナルのハイライト映像をお届けします。
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シングルフィンとツインフィンの両部門をオーウェン・ライトが制していたので、誰もが総合優勝はオーウェンになると思っていた事でしょう。
でしたが、予想外のストーリーが待っていました。
まず開催されたスラスター部門では、前日のツインフィン部門でハムストリングスが肉離れを起こしてしまったミシェル・ボウレツが優勝することに。
しかも、スラスター部門ではオーウェンがまさかの1コケと言う結果となり、スラスター部門を終えた時点でのリーダーボードはミシェルが2,800ポイントで2,700ポイントのオーウェンからトップの座を奪う結果となりました。
ただ、グランドファイナル進出はトップ2なので、シングルフィンとツインフィン部門のファイナルで対戦していたオーウェンとミシェルが3度目となる対戦を行うことに。
過去1カ月でベストコンディションになったと言われるサルタンで開催されたオーウェンとミシェルによるグランドファイナル。
オーウェンはスラスター部門で1コケしたために本日2ヒート目、ミシェルは4ヒート目と体力的にはミシェルにとって不利と言えるシチュエーションでした。
にもかかわらず、ディープバレルをメイクする事でパーフェクト10をスコアして優勝を果たす結果に。
ミシェルのコメントは以下となります。
今日は(肉離れのため)サーフィンできるのかさえ分からなかったけど、とにかくチャレンジしようと思ってた。
ファーストヒート前に全体重を後ろ足にかければまだサーフできるって分かって、そこからはゾーンに入った気分だったね。
タヒチで言うマナ(神聖な力)を感じて、海のエネルギーと共鳴しているって感じたよ。
パーフェクトコンディションに恵まれ、家族も一緒の場で優勝することができて本当にハッピー。
特別な一週間になったから、ずっと忘れないだろうね。
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公式サイト「Surfing Champions Trophy」