
サーフボード選びの際の一つの指針となるリッター値。
リッター値は体積という事で浮力に直結するので、自分の体重とサーフィンレベルを考えて、どのくらいのリッター値が良いのか大まかな目安にするためです。
ただ、どのような波をターゲットにするのかによってリッター値は大きく異なるので、シンプルに体重とレベルに推奨されたリッター値を選べばいいわけではない点が難しいところ。
今回の動画は、ウイメンズのプロサーファーであるフランキー・ハラー「Frankie Harrer」(27歳)によるクイバー紹介映像をお届けします。
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若手時代からタヒチのチョープーにチャージしたりと、一般的なコンテストサーファーとは異なるベクトルを向いているフランキー。
しかも、20代プロサーファーにしてすでに二児の母親であったりと、キャリアパスとしてはレアと言えます。
そんなフランキーがインドネシアのメンタワイ諸島を訪れた時に撮影されたのが今回の動画。
使用しているサーフボードブランドはヘイデンシェイプスで、乗っているモデルとディメンションは以下の通り。
Psychedelic Germ; 5'6 X 18 3/4 X 2 1/8 - 23.4L
P1000; 5'8 X 18 3/4 X 2 1/2 - 28.4L
Black Noiz; 5'10 X 18 5/8 X 2 5/16 - 25.4L
Black Alt; 6'0 X 18 5/8 X 2 1/2 - 28.3L
Raven; 6'1 X 19 1/4 X 2 9/16 - 32.1L
ディメンションにおいて個人的に注目している点は長さよりもリッター値。
今回の5本の中で、最もリッター値が小さい23.4Lはサイケデリックジャームで、同モデルはグロヴェラー(小波用)との事ですが、リッター値を見る限りフランキーにとってハイパフォーマンス系の位置付けでしょう。
ギリギリまでボリュームを落とせばレールを入れやすかったりと、パフォーマンス向けとなるので。
一方、上記モデル以外はかなりリッター値が異なり、10リッター弱ほどボリュームのあるタイプも用意していたりと幅広いレパートリーとなっています。
特にサイズアップした時のバレル向けなどに関しては、ターン性より直進性が強くても問題ないので、コンディションによりけりでリッター値を選ぶケースもあるということです。
プロサーファーであってもこれほど幅広いという事で、自分の体重だとリッター値はこれだと決め打ちする必要がないと分かる動画と言えるでしょう。