クレイ・マルゾのフリーサーフ@西オーストラリアから考えるブローテールとレイバックの違い

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クレイ・マルゾ

天才的なサーフィンセンスを持ちながら、自閉症の一種であるアスペルガー症候群を患い、人目に晒されることを苦手とするため、現在では表舞台であるコンテストシーンには登場しないクレイ・マルゾ「Clay Marzo」(26歳)。

今回の動画は、クレイ・マルゾがSUPERbrand(スーパーブランド)からリリースされている自身のシグネチャーモデル「Mad Cat(マッド・キャット)」に乗り、オーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州でフリーサーフする映像をお届けします。


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今回の動画もまた、クレイのシグネチャームーブと言えるブローテール、それにスラブ(slab:底ボレするバレル)にチャージしたりとハイレベルなサーフィンを見せています。

あまり動画の説明も必要ないので、今回はマニューバの名前について少し触れたいと思います。基本的に、同ブログでは海外情報がメインなので、英語でどのように表現されているのかについての説明となります。

前提として、サーフィンの世界では常に新たなマニューバやアクションが生まれたりと進化を続けているので、定義はかなり曖昧です。WSLコメンテーターでさえ、一つのアクションに対して異なる名称で呼んだりすることもあるくらいなので。

動画冒頭0:07~から、波のトップで見せる派手なアクション。このアクションは、ブローテール(blow tail)と呼ばれています。意味は、テール(tail)を吹っ飛ばす(blow)ということ。

細かく言えば、波のトップでフィンが水面から抜け(フィンアウト)、フィンにかかる水の抵抗がなくなった瞬間にテールを一気に回転させるアクションのことです。

ただ、このクレイのアクションは人によってはレイバック(layback)とも言います。レイバックとは、アクションの種類ではなく体を後方に倒す動作のことを指します。

フィンアウトが主流ではなかった一昔前に流行っていたレイバックは、ここ数年ではフェイス上でのカーヴィング中に取り入れるサーファーが増えているので、リバイバルブームといった感じでしょうか。

では、クレイが0:07~で見せているのは「ブローテール」なのか「レイバック」なのか?どちらも正解だと思います。ただ、レイバックはアクションではなく動作であることから、英語では「レイバック・スナップ(スナップは日本語で言うリッピングやオフザリップ)」や「レイバック・カットバック」と、レイバックという言葉の後ろにアクションの名前を加えるケースが多く見受けられます。

そう考えると、ブローテールという言葉の方が、アクションの名前を示す上ではより正確なのかなとも思います。実際のところ、英語ネイティブであっても、そこまで考えないで使っているので、参考程度にして下さい。

クレイ・マルゾの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。

表舞台から姿を消したクレイ・マルゾの現在

WA州北西部でフリーサーフ:クレイ・マルゾ

インドネシアでの1セッション映像:クレイ・マルゾ

バレルの自撮りも含むオーストラリアWA州でのフリーサーフ:クレイ・マルゾ

中米ニカラグアで小波チューブセッション:クレイ・マルゾ

スーパーブランドからリリースのシグネチャーモデル「マッド・キャット」:クレイ・マルゾ

ホーム/マウイ島(ハワイ)でのフリーサーフ動画@2015:クレイ・マルゾ