本日のスナッパー・ロックスは、公式サイトによる波のサイズが3~5フィートの中、メンズ&ウイメンズが終了しました。

ウイメンズは、ローカルであり5×ワールドチャンプのステファニー・ギルモアが優勝。昨シーズンは一度も優勝がなかっただけに、コンテスト終了後は終始笑顔だったのが印象的でした。

サーフィンのレベルも、やはりカリッサ・ムーア以外にライバルはいないように感じます。ファイナルを見てると、波を待つポジションにも違いがありました。ステファニーはスナッパーのメインピークにいまして、このピークがやたらとパワフルで一気にリップがめくれ上がるので非常にテイクオフが困難。対戦相手のビアンカは、それを避けてか、もしくは作戦なのか分かりませんがショルダーにポジションを取っていました。

ただ、過去にウイメンズのコンテストがハワイで開催された際、パドルしても波に乗れなかったり、テイクオフが遅くてリップから降ったりしてばかりだったので、スナッパーのピークからのテイクオフを確実にメイクできるウイメンズサーファーは限られると思います。ちなみに、カリッサはしっかりピークから乗っていました。

メンズのファイナリストは、予想通りのパーコことジョエル・パーキンソンと、意外とも言えるガブリエル・メディナという対戦。本日の風向きはオフショアで、ガブリエルは得意とするエアーを封印して臨みました(オンショアだと風がボードの裏から吹き付けてくるので足に吸い付きやすいのですが、オフショアだと風の支えがなくメイク率が下がるため《コメンテーター談より》)。

しかし、ガブリエルはパワーこそはトップサーファーの中ではないものの、ブレイクしている波のギリギリの部分であるクリティカルセクションへのターンを繰り返し、何と優勝を果たしてしまいました。エアーとチューブを得意とするサーファーだけに、バックサイドでのターン勝負で優勝した事は大きな自信に繋がるでしょうね。

次なるツアーイベントは、男女ともに4月2日からウエイティングピリオドの始まるウエスタン・オーストラリア州マーガレットリバーが開催地となるので、おそらくビッグウェイブ勝負となるでしょう。今回のスナッパーとは全く異なるコンディションとなるので楽しみです。


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