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Photo: WSL

現地時間2019年4月5日(オーストラリア)、ゴールドコーストのスナッパーロックスをメイン会場とするCT初戦「Quiksilver Pro Gold Coast(クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト)」と「Boost Mobile Pro Gold Coast(ブースト・モバイル・プロ・ゴールドコースト)」が開催。

ウェイティングピリオド三日目の本日、開催となったのはメンズのラウンド3、ウイメンズのラウンド3となりました。

今回の記事は、クイックプロ@ゴールドコーストとブーストモバイル@ゴールドコーストのイベントレポート、動画、今後の波予報などといったニュースをお届けします。


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パイプマスターズ以外では初となるオーバーラッピングヒートで進行となった本日。

オーバーラッピングヒートとは二つのヒートを同時進行するもので、40分ヒートならば半分となる20分経つと次のヒートもスタート。

二つのヒートが同時進行ということで気になるプライオリティですが、残り時間20分となったヒート出場サーファーのプライオリティが優先されます。

Quiksilver Pro Gold Coast(クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト)

至る所にピークがあるDバーということで、オーバーラッピングヒートが抜群にハマって見応えのある展開となった本日。

パワーのあるファンウェイブということで、ブラジリアンや若手などエアリアルを得意とするサーファーのパフォーマンスが光っていました。

圧倒的だったのは9ポイント台を二本揃えたガブリエル・メディナ。パワーサーフィンにトリックと、どちらもカバーするガブリエルのサーフィンが敗退するならば、ガブリエルの調子が悪い以外には考えられないほどです。

昨日のエアショーで優勝したイタロ・フェレイラもとにかく強い。フリーサーフィンで遊んでいるかのように面白いくらいエアーをメイク。

フルローテーションのエアリアルを当たり前のようにメイクするサーファーの強さは圧巻です。

エアショーでシングルハイエストスコアをマークしたフィリペ・トレドは、終了間近までルーキーのソリ・ベイリーにリードされる展開と苦しむことに。

しかし、残り4分台で強烈なパワーターンのコンビネーションで8ポイント台をスコアして逆転。エアーだけでなく、ターンだけでもエクセレントレンジのスコアを出せる底力を見せました。

スコア的にはそこまでハイスコアの応酬ではなかったものの、見ていて熱かったのはセス・モニーツとグリフィン・コラピントの若手対決。

これまでのコンテストサーフィンではなく、ギャラリーを沸かせるパフォーマンスを意識する二人の攻めるサーフィンは、まさに次世代を感じさせられました。

ヒート自体は、ルーキーのセスがわずか0.03ポイントいう僅差で制する結果となっています。

もう一人注目のサーファーは、トライアルで優勝したワイルドカード出場のリーフ・ヒーズルウッド。

ワイルドなスタイルから繰り出すアグレッシブなサーフィンはエキサイティングそのもので、同じサンシャインコースト出身のジュリアン・ウィルソンを破る番狂わせを起こしました。

ちなみに、リーフはまだ19歳の若手。ビラボンとの契約解消により、現在はメインスポンサー不在という状況です。

ヒート結果

今後のヒート表

Boost Mobile Pro Gold Coast(ブースト・モバイル・プロ・ゴールドコースト)

メンズのラウンド3終了後に開催となったウイメンズのラウンド3。こちらもメンズ同様にオーバーラッピングヒートでの開催となりました。

メンズほど番狂わせの起こりにくいウイメンズですが、本日はディフェンディングチャンピオンのレイキー・ピーターソン、コートニー・コンローグの二人が早くも敗退することに。

レイキーを破ったのはリプレイスメント出場のセイジ・エリクソン、コートニーはサリー・フィッツギボンズに敗れての結果。

クオーターファイナル進出の顔ぶれから優勝予想をするならば、Dバー開催が継続となればタティアナ・ウェストン・ウェブ、スナッパーロックス移動ならばステファニー・ギルモアかカリッサ・ムーアかなと思います。

ウイメンズトップシードサーファーの特徴であるメンズ並みに重みのあるカーヴィングとは違い、タティアナのサーフィンはシャープ。このシャープなスタイルが、特にフロントサイドではジャッジ受けが良いように感じるためです。

ヒート結果

今後のヒート表

ハイライト動画

波予報

再三お伝えしている通り、今回のウェイティングピリオドでは明日明後日の土日がベストなので、初日からのぶっ通し開催でイベントを終了させるでしょう。

ということで、明日も開催されるはずです。

まとめ

日本とオーストラリアQLD(クイーンズランド)州の時差は1時間で、日本が1時間遅いです。

明日のファーストコールとなる4月6日午前6時半は、日本時間だと同日の午前5時半となります。

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公式サイト「Quiksilver Pro Gold Coast

公式サイト「Boost Mobile Pro Gold Coast

公式サイト「Red Bull Airborne Gold Coast

2019年CT初戦の過去記事