現地時間4月6日、2014年度ASPワールドツアー第二戦ドラッグ・アウェア・マーガレット・リバー・プロのメンズのラウンド3とウイメンズのファイナルまで開催されました。会場のマーガレット・リバーは、公式サイトによる波のサイズは4~6フィート。

ウイメンズは、事実上のファイナルと言われたセミファイナルでステファニー・ギルモアを破ったカリッサ・ムーアが、大方の予想通りに優勝を果たしました。今回の優勝により、現ワールドランキングはステファニーとカリッサが同率トップとなっています。少し気が早いとは思いますが、サーフィンのレベルを見ている限り、今シーズンはこの二人のタイトルレースになりそうな気がします。

メンズは、ワイルドカード出場のヤディン・ニコルがミック・ファニングを破ったヒートが、本日の波乱だったのではないでしょうか。波のコンディションは、朝一以外は軽く風が入り、フェイスがバンピーとなってしまったので、オープンフェイスでじっくりとレールを使ったサーフィンは難しそうでした。そのため、ハイスコアを出すにはビッグエアーと必須となり、エアーを得意としないサーファーにはキツい展開となりました。

タジ・バロウとビード・ダービッジのヒートは、ヒート終了から時間を置いた後に再スタートという異例の展開となりました。理由としては、プライオリティを持っていたタジが逆転可能と思われる波に乗ろうとパドルしている時、近くにいたビードのリーシュコードに手が引っかかり、波に乗れなかったため。波に乗られたくないあまりに、相手のリーシュを引っ張るという話は聞いた事がありますが、波に乗ろうとしたサーファーが自らリーシュに絡まるというのは初耳です。結果的には2度ヒートをした事になり、2回共にビードの勝利で幕を閉じました。


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