2010~2012年の三年連続でツアーランク2位と、ワールドチャンプへ後一歩の位置に付けているサリー・フィッツギボンズ。母国オーストリアでは、その健康美からモデルとしての仕事もこなしたりと幅広い活躍をし、サーファーガールの新たなロールモデルとして世界的に人気を集めています。今回は、そんなサリーを追ったシリーズ「サリー・ストーリー」をお届けします。

サリー・ストーリー シーズン2エピソード1:サリー・フィッツギボンズ

今回の舞台は、2013年度ワールドツアー第二戦リップカール・プロ・ベルズ・ビーチ。過去に二度の優勝経験を持つサリーは、自信を持ってコンテストに臨み、クオーターファイナルまで勝ち上がりました。

レイキー・ピーターソンとのクオーターファイナルでは、ヒートをリードしていたサリーはプライオリティを持っていたので、残り一分を切った段階で入ってきた波に乗り、レイキーをブロック。ギャラリーも本人も、サリーの勝利と思われる展開でしたが、残り20秒でレイキーに波が入り、前回のツアー初戦と同じく、最後の最後で逆転負けを喫します。

勝者の名前がコールされた時には、心が空っぽになったと言うサリー。二戦までの結果を振り返ると、自分が思い描いた流れにはならなかったとの事で、メンタル面の葛藤が始まります。結果がすべての勝負の世界であり、ワールドナンバー2を経験しているサリーの目指す道はワールドチャンプだけとなっているので、華やかな世界にいるようで内面は穏やかではなさそうですね。


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