80年代のスケートボード界を象徴する存在であった日系アメリカ人のクリスチャン・ホソイ(46歳)。ロックスターのように派手な生活を送りながらも、スケート界の不況の影響で歯車が狂い始め、ドラッグに溺れてからはドラッグの不法所持で投獄され、2004年に保釈となってから再びシーンにカムバックしたカリスマスケーターです。

今回の動画は、そんなクリスチャンによるサーフボードシェイプのチャレンジ映像となります。クリスチャンがシェイプするのは、80年代に大人気を博した自身のシグネチャーモデル「ハマーヘッド」で、そのスケートデッキをスケールアップさせてサーフボードにしてみようという試みです。ボードサイズは5'5"×22"と、かなりの幅広タイプのクアッド。

クリスチャンがハンドシェイプしたハマーヘッドは二本で、テストライドする事となったのは、プロサーファーのベンジ・ウェザリー&ディラン・グレイヴス。ベンジとディラン共に、テストライドでは手応えを感じ、ベンジは「良い意味で、大きく期待を裏切ってくれたよ。かなりスピードが乗るし、しっかりレールが入るから、通常のショートボードで可能なマニューバは何でもできる」との事です。

映像を見る限り、クイックなターンでは少し重そうな感じがしますが、厚めでサイズのある波のオープンフェイスで、ラウンドハウスカットバックといったドライブを利かせたライディングには最適そうな感じがします。こういった実験的なものは興味深いですし、シェイプの新たなヒントになりそうですね。


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