アフリカ大陸の東に位置し、インド洋に浮かぶレユニオン島出身のアドリアン・トヨン(24歳)。レユニオン島はフランスの海外県であり、公用語はフランス語なので、現在はフランスを拠点にしています。
同じくレユニオン島出身でワールドツアーサーファーのジェレミー・フローレスも、現在はフランスを拠点にしていますので、世界を転戦するライフスタイルを考えると、フランスの方が動きやすさの点で利便性が高いのでしょうね。
アドリアンの目標は、ワールドツアー入りを果たす事にあり、精力的にWQSを転戦しています。しかし、現在のWQSランクは105位、過去3年のランクを見ても100位を切れない厳しい状況にあります。ワールドツアー入りの状況はWQSトップ10なので、いかに難しいかが分かりますね。
今回は、そんなアドリアンが生まれ育ったレユニオン島でフリーサーフ映像をお届けします。コンテストでは、なかなか結果を出せずにいますが、非常に勢いのあるライディングで、私はとても好きなタイプのサーフィンです。
サーフィンは、大きく分けるとコンテストサーフィンとフリーサーフィンの二つ(ビッグウェイブサーフィンといった細かいジャンルを除き)。コンテストサーフィンだと、毎ヒートで安定したサーフィン、つまり同じようなライディングを高い精度でメイクしなければなりません。
一方、フリーサーフィンなら、良いライディングの映像だけを使用するため、何度ワイプアウトしようとも、インパクトのあるマニューバを一回でもメイクすればオッケー。そう考えると、アドリアンはフリーサーファーに向いてるかと思います。
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