数多くのワールドツアーサーファーを輩出するようになり、サーフィン国となってきたブラジル。今回の動画は、そんなブラジルにおいて、サーフィンに夢を見出すキッズと、その夢をサポートするサーフスクールの動画をお送りします。

ブラジルには、ファベーラと呼ばれるスラム街があります。そこで暮らす子供たちは、貧困を抜け出すため、サッカー選手となってビッグマネーを稼ぐ夢を持つのが、これまでは一般的だったと言います。しかし、最近ではサーファーという選択肢も出てきたそうです。

そんな子供たちのサポートをしているのが、リカルド”ボカオ”ラモス。ボカオは、ビーチに捨てられたサーフボードを集めてリペアし、5人ほどの子供のグループにサーフィンを教え始めたのがスタートだと言います。そして、ボカオの活動には、サーフミュージシャンであるジャック・ジョンソンも賛同して支援をするようになり、サーフスクールの設立に至り、今では千人以上の子供にサーフィンを教えてきたそうです。

サーフスクールは無料で提供しているというボカオ。しかし、学校を欠席せず、良い成績を収めてなければならないという条件付きです。理由としては、ルールを守る事の大切さや、頑張る事の価値を学んでもらうためとのこと。スクールを受けている子供は、家族を楽にしてあげるために、頑張ってサーフィンして、明るい未来を手にしたいと健気に話していますね。

やはり、スポーツが盛り上がる上で欠かせないのが、世界で通用する存在がいるかどうかが大きいと思います。ワールドツアーサーファーの数が増えてきたブラジルにとっては、次はブラジリアン初のワールドチャンプ誕生が、大きな鍵となりそうですね。それだけに、現ワールドランクトップのガブリエル・メディナには、途方もない期待が掛けられていると思います。


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