メンズワールドツアーの国別サーファー数で1位という数字が示す通り、サーフィン大国のオーストラリア。ニュースのスポーツコーナーでは、ローカルコンテストなどサーフィンの映像が流れることも多く、プロサーファーの知名度は高いです。

サッカーワールドカップに出場したオーストラリア代表には、ウイメンズワールドツアーサーファーのサリー・フィッツギボンズがオフィシャルサポーターに任命されていましたね。

今回の動画は、オーストラリアQLD州政府観光局が、観光客を集めるために発表した映像となります。テーマは、やはりサーフィン。

ロードトリップに最適ですよ~という事で、ゴールドコーストとサンシャインコーストでのサーフシーンが収録された内容です。登場するサーファーはオーティス・キャリー。

実はオーティス、オーストラリアの原住民であるアボリジニ。そんなバックグランドの影響で、今年4月には揉め事がありました。

サーフ雑誌の記事で、オーティスの事を「類人猿のような顔で、クロマニョン人みたいだと思ってた」という記載があったためです。

オーティスは即座に、ライター(アメリカ人)と雑誌社を人種差別で訴えるとの声明を発表。一方のライターもコメントを発表し、謝罪内容から始まったのですが、途中から内容は一転。

「プロサーファーとしてサポートしてくれるメディアに対し、訴えるなんてとんでも無い仕打ちだ。そんなやり方で、サーフィンの歴史に名前を残すことが恥ずかしくないのか」という自分の立場を忘れた舌戦となっていました・・・。


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