8月最終週、南カリフォルニアには近年稀に見るほどのビッグスウェルが到来。スウェルの源は、メキシコのバハ・カリフォルニア沖合に位置した「マリー」と名付けられたカテゴリー5(一分間の最大風力を参考に1~5に分類され、5は最大)のハリケーン。
ロサンゼルス・タイムズ誌によると、ハリケーンスウェルの影響により、26日(火曜)と27日(水曜)の二日間で、ロサンゼルス郡とオレンジ郡ではそれぞれ海で300名ほどが救助されたと言います。日本の台風スウェルによる水難事故の数と比べると、比ではないですね・・・。
さて、そんな最中、マリブであり得ないライドをしたのがレイアード・ハミルトン(50歳)。人間のパドルでは乗れないほどのビッグウェイブに乗りたくて、ジェットスキーによる牽引スタイルのトウインサーフを確立したパイオニオです。
また、ビッグウェイブサーフィン界の御意見番でもあり、以前に女性ビッグウェイブサーファーのマヤ・ガベイラが死にかけた経験をした際には、レベルが達していないのにトライするなと一刀両断しています。マヤの九死に一生の記事は下記リンク先を参照して見て下さい。
レイアードがピア抜けライドをしたのは26日のこと。ビッグスウェルが押し寄せる中、SUP(スタンドアップパドル)でメイクしました。ピア抜けライドとは、ピア(桟橋)の下の足場となる支柱の間をすり抜ける事です。
USオープンの開催されるハンティントンビーチでもよく見られますね。ただ、過去にはトライして亡くなったサーファーもいるそう。しかも、レイアードの場合、凄まじいパワーのある波でトライしてるので、危険度はマックスであり、それだけに衝撃的でした。
ちなみに、前述したマヤについては厳しい事を言ってますが、ピア抜けライドをした翌日、海でボードを失ったサーファーを泳いで助けにいったりと、とても良い人です。
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