1991年に製作され、サーフィンをテーマにしたハリウッド作品としては不朽の名作であり、幅広い客層から人気を集めた映画「ハートブルー(原題:Point Break)」。
キアヌ・リーヴス演じるFBI捜査官のジョニー・ユタ、そしてパトリック・スウェイジ演じるサーファーであり強盗団のリーダーであるボーディを中心にストーリーが展開し、ラストシーンではビッグスウェルの押し寄せるオーストラリアVIC(ヴィクトリア)州ベルズビーチが舞台となりました。
現在、同作品のリメイク版が製作中です。より大きな波を求め、昨シーズンにはマウイ島のジョーズで、サーフィンのスタントシーンが撮影されたりもしていました。
そして今回、さらなる撮影地として選ばれたのが、タヒチのチョープー(英語の発音ではチョープーが主流ですが、最近ではChopesというスペル通りにチョープスと発音するサーファーも増えてきています)。
ハリウッド映画らしく、撮影時はチョープーのラインナップを貸し切り、総勢250名ほどのスタッフが集まり、撮影に臨んだそうです。その撮影で、ジョニー・ユタのスタント役に選ばれたサーファーが、ローリー・タウナー。
波のサイズは、人間のパドルでは乗れないほどの大きさで、ジェットスキーによるトウイン(牽引)サーフとなったそう。そして、ローリーが三本目に乗った波で事故が起きました。
本人のインスタグラム談によると、ワイプアウトすると海底に頭をぶつけて意識を失い、意識を取り戻した時にはラグーンに打ち上げられていたおかげで呼吸ができたそうです。
非常にラッキーだったとの事ですが、アゴ骨が折れ、唇やまぶたを縫い、背中と首がむち打ちになったりと、それなりの代償を払っています。ローリーの痛々しい写真を見たい方のために、インスタグラムの該当ページへのリンク先を下記に載せておきます。
今回の動画は、事故が発生した撮影時にローカルが乗った波の映像をお届けします。どれほどヤバい波だったのかが分かると思います。ちなみに、映像のライダーはレジェンドローカルのマノア・ドローレの弟であるマタヒ。若干16歳です。
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