2014年10月2日の午前11時頃、オーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州の南部に位置するエスペランスのワイリー・ビーチにて、シャークアタックが発生しました。被害者となったのは23歳の男性サーファーで、ガールフレンドがビーチから見ている前での出来事だったそうです。

被害状況は、片腕は肘から先、もう一方の腕は手首から先を失ったと言います。また、足にも裂傷を負っていたとのこと。シャークアタック発生直後は、エスペランスの病院に送られましたが、その後に医療設備の整った州都パースの病院に搬送されたそうです。

実は今回シャークアタックが発生したエスペランスでは、これまでにも多くのサメが目撃されています。また、過去二週間にも漁業関係者から複数の目撃談が寄せられ、その内の一匹はホホジロザメだったと言われています。ただ、先日の記事でも触れましたが、海外でサメが多いエリアでは、シャークアタックが発生しない限り、サーファーは普通に海に入っています。実際、今回の現場となったワイリー・ビーチでは、数日はビーチを閉鎖するとの事ですが、再び開放されるのもすぐの事でしょう。

WA州では、2010~2013年の間に、シャークアタックによる死者が7名出ています。死者だけのカウントで7名なので、死に至らなかったケースはもっとあるのでしょうね。そのため、州政府は殺処分といった対策に乗り出そうとしましたが、環境団体などによる反発が出て、八方塞がりな現状下での今回の事件発生。

以前に紹介した商品「シャークストッパー」は、後々は州などと協力し、個人レベルの商品から規模を拡大し、エリア単位で使えるものにしたいとの事なので、海洋生態系に影響を及ぼすことなく、人間が安心して海に入れる商品開発を切に願います。サメのフィールドである海に入っておきながら、サメを寄せ付けないようにするなんて、人間のワガママかもしれませんが・・・。


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