現地時間12月3日(ハワイ)、WQSプライムイベントのトリプルクラウン第二戦「バンズ・ワールド・カップ」がサンセットで開催され、ミシェル・ボウレズの優勝で幕を閉じました。

2014年度トリプルクラウン第二戦バンズ・ワールド・カップ:初日ハイライト

2014年度トリプルクラウン第二戦バンズ・ワールド・カップ:二日目ハイライト

2014年度トリプルクラウン第二戦バンズ・ワールド・カップ:三日目ハイライト

予報通りに新たなスウェルが入ったことで、本日の波のサイズは8~12ft。ただし、良い波を掴むのはなかなか難しく、各サーファーが乗った波の本数は少なめ。いかに少ないチャンスの中で、一本でもエクセレントスコア(8~10ポイント/10点満点)を出せるかどうかが鍵となりました。

シビアな展開の中でも、ファイナルへと勝ち上がったのは、ワールドツアーサーファーのミシェル・ボウレズとセバスチャン・ジーツ、ハワイアンのダスティ・ペインとイアン・ウォルシュの4名。トリプルクラウン初戦「リーフ・ハワイアン・プロ」の勝者であるダスティは、再びのファイナリストですね。

ファイナルでは、ダスティが再び強さを見せつけ、早い段階で7.90と6.70ポイントをマークし、大幅なリードを取ります。勢いとしては、ダスティの2戦連続優勝になると感じましたが、ストップを掛けたのがミシェル。同イベントを通して、ベストバレルと言われるディープなチューブライドをメイク。ほぼ満点の9.93ポイント(ジャッジ5人中3人がパーフェクト10との採点)を叩き出し、序盤でマークしたバックアップスコアの8.20と合わせ、18.13ポイントで優勝を果たしました。

ちなみに、ダスティは2位となりましたが、今回の結果によって来シーズンのワールドツアー入りを確定させました。また、トリプルクラウン最終戦「パイプマスターズ」には、トライアルからの出場予定でしたが、ポルトガルで足を負傷したCJホブグッドがパイプマスターズ欠場を決めたことでリプレイスメントに選ばれ、パイプマスターズ本戦からの出場が決定。トリプルクラウン制覇に大きく近づきましたね。

今回のプライムイベントをもちまして、今シーズンのWQSは終了しました。つまり、WQSランキングが出揃いました。ただし、誰がワールドツアー入りを果たすのかは、ワールドツアー最終戦の結果に左右されるサーファーもいるので、ボーダーライン上にいるWQSサーファーは、自分の力ではどうにもできず、運を天に任せるしかないハラハラの状況ですね。WQSランキングレースについては、後ほどの記事でお伝えします。

本日のコンテスト結果;
Final:
1st - Michel Bourez (PYF) 18.13pts - $40,000
2nd - Dusty Payne (HAW) 14.60pts - $20,000
3rd - Sebastian Zietz (HAW) 8.93pts - $12,000
4th - Ian Walsh (HAW) 4.90pts - $10,000

Semifinals:
H1: Dusty Payne (HAW) 11.27pts ; Ian Walsh (HAW) 9.00pts ; Keanu Asing (HAW) 8.60pts ; Jonathan Gonzalez (CNY) 6.17pts

H2: Michel Bourez (PYF) 15.26pts ; Sebastian Zietz (HAW) 13.93pts ; Matt Wilkinson 9.03pts ; Garrett Parkes (AUS) 6.23pts

Quarterfinals:
H1: Dusty Payne (HAW) 17.33pts ; Jonathan Gonzalez (CNY) 10.97pts ; Chris Ward (USA) 5.70pts ; Jordy Smith (ZAF) 5.66pts

H2: Ian Walsh (HAW) 12.93pts ; Keanu Asing (HAW) 10.04pts ; Davey Cathels (AUS) 5.77pts ; Julian Wilson (AUS) 5.50pts

H3: Sebastian Zietz (HAW) 14.77pts ; Garrett Parkes (AUS) 11.24pts ; Glenn Hall (IRL) 10.60pts ; Lucas Silveira (BRA) 8.70pts

H4: Matt Wilkinson (AUS) 14.34pts ; Michel Bourez (PYF) 14.17pts ; Ricardo Christie (NZL) 13.50pts ; Josh Kerr (AUS) 10.43pts

Round of 32:
H1: Jordy Smith (ZAF) 17.43pts ; Keanu Asing (HAW) 7.84pts ; Beyrick De Vries (ZAF) 2.63pts ; Billy Stairmand (NZL) 1.60pts

H2: Chris Ward (USA) 13.67pts ; Ian Walsh (HAW) 11.43pts ; Filipe Toledo (BRA) 10.30pts ; Adrian Buchan (AUS) 8.16pts

H3: Davey Cathels (AUS) 10.43pts ; Jonathan Gonzalez (CNY) 9.44pts ; Alejo Muniz (BRA) 7.27pts ; Gabriel Medina (BRA) 6.30pts

H4: Julian Wilson (AUS) 12.10pts ; Dusty Payne (HAW) 10.00pts ; Wade Carmichael (AUS) 9.67pts ; Owen Wright (AUS) 7.74pts

H5: Lucas Silveira (BRA) 12.67pts ; Josh Kerr (AUS) 7.97pts ; David do Carmo (BRA) 7.77pts ; Alex Smith (HAW) 7.77pts

H6: Sebastian Zietz (HAW) 10.90pts ; Ricardo Christie (NZL) 8.06pts ; Mason Ho (HAW) 5.43pts ; Charles Martin (GLP) 5.33pts

H7: Michel Bourez (PYF) 14.94pts ; Garrett Parkes (AUS) 14.94pts ; Kolohe Andino (HAW) 14.77pts ; Granger Larsen (HAW) 7.86pts

H8: Matt Wilkinson (AUS) 10.87pts ; Glenn Hall (IRL) 6.84pts ; Matt Banting (AUS) 5.66pts ; Ramzi Boukhiam (MAR) 0.00pts


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