メンズのワールドツアー最終戦「パイプマスターズ」のラウンド1終了後に行われたウイメンズのスペシャルイベント「ウイメンズ・パイプ・インヴィテーショナル」に引き続き、開催されたのが今シーズン最後のヘリテージ・シリーズ(Heritage Series)。過去にワールドツアーを盛り上げたレジェンドサーファーが、長い月日を経て、再びガチンコで対戦する企画です。詳細については、下記リンク先から参照して見て下さい。
パイプラインでの開催も決定した往年のサーフスターによるヘリテージ・シリーズ
今回の出場サーファーは、デレク・ホー(50歳)、サニー・ガルシア(44歳)、ゲイリー・エルカートン(50歳)、トム・キャロル(53歳)の4名。コンテスト開催前から目を引いたのは、何と言ってもサーフボードの長さではないでしょうか。パイプマスターズに登場した現ワールドツアーサーファーのボードは、6フィート台の長さがメインでありましたが、レジェンドたちは7フィート台もあり、トム・キャロルのボードは7'8"でした。
今回の4名の中で、優勝候補はサニーだったかと思います。最も若いサーファーであり、パイプマスターズのトライアルイベントにも出場したりと、今なお現役と変わらないので。そんな予想を裏切り、見せてくれたのはトム・キャロル。長い長いボードを使い、フロントサイドとなるパイプラインの波にテイクオフすると、現役時代となんら変わらぬパーフェクトなタイミングでバレルに包まれ、見事にメイク。とても、53歳とは思えないサーフィンで、レジェンドたる所以を見せつけてくれました。
キャロルは他にも、バレルの出口寸前でワイプアウトしたものの、ロングバレルという素晴らしいライディングで大いに沸かせていました。この年になっても、世界でトップレベルに危険と言われるパイプラインでサーフし、さらには見応えのあるパフォーマンスを披露できるスキルには圧巻ですね。
コンテスト結果:
1 - Tom Carroll (AUS) 14.77pts
2 - Sunny Garcia (HAW) 8.34pts
3 - Derek Ho (HAW) 7.00pts
4 - Gary Elkerton (AUS) 2.67pts
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