2014年度のウイメンズツアーでワールドタイトルを獲得し、6×ワールドチャンプとなったステファニー・ギルモア。前年となる2013年を振り返ると、ファイナル進出が一度もなかったのですが、大きく変わったのには訳がありました。
大きな変化となったのが、マジックボードによるもの。ワールドツアーというシビアな環境で戦うサーファーにとって、ボードのちょっとした感覚の違いが大きく結果に現れるとも言います。
そこで今回の動画は、ステファニーのマジックボードについての映像となります。ステファニーのシェイパーは、ミック・ファニングと同じくダレン・ハンドレー。ステファニーとダレンは、ステファニーが13歳からの付き合いだとのこと。
ステファニーがマジックボードと呼ぶボードモデルはダックス・ナッツ(Ducks Nuts)で、ボードのディメンション(サイズ)は5'9"×18 3/16"×2 1/8"。以前は、5'10"や5'11"といった長さがメインだったので、少し短くして、ボードのボリュームを24.41リッターまで落としたことで、ステファニーにとってマジックボードとなったそう。参考までに、WSL(旧ASP)が公表しているステファニーの身長は178センチ、体重66キロ。
ちなみに、2014年度のステファニーは、ロキシー・プロ・ゴールドコースト、スウォッチ・ウイメンズ・プロ・トレッスルズ、カスカイス・ウイメンズ・プロの3イベントで優勝してますが、どれもダックス・ナッツでの結果とのこと。
マジックボードとなったダックス・ナッツを手に入れたステファニーは、これなら勝てると感じたそうなので、メンタルにも作用したのかが分かります。それにしても、わずかな改良により、2013年と2014年で全く異なる結果を残しているので、コンテストで勝つには、いかにボードの占める割合が大きいのか分かりますね。
ステファニーの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
後ろ足のポジショニングが参考になるフリーサーフ映像:ステファニー・ギルモア
2013年度WCTウイメンズno.5:ステファニー・ギルモア
スポンサーリンク