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コロナ禍における国際間の移動制限において、最も厳しい国の一つと言えるオーストラリア。

家族を連れての移動が難しくなったり、自身がオーストラリアに帰国となれば14日間の隔離があったりと世界を飛び回るコンテストサーファーにとって、家族と一緒に過ごす時間が短くなっています。

そのため今季限りでワールドツアーを離れると決断を下したのがジュリアン・ウィルソン「Julian Wilson」(32歳)でしたね。

今回の動画は、ジュリアン・ウィルソンのサーフボード事情を掘り下げる映像をお届けします。


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ジュリアンと言えば、以前はロストサーフボードに乗っていたりと色々なボードブランドを試しているイメージがあります。

そんなジュリアンが、現在のJSに腰を据えることにしたのは今から5年ほど前のこと。

JSに決めた理由としては「コンスタントにGOODレベルのボードが仕上がってくるから」と口にしていたのは印象的でした。

裏を返せば、年間で大量のボードを手にするトッププロでさえ「EXCELLENT」レベルのボードを手に入れることは少ないという事ですから。

マジックボードとなれば尚更で、以前にプロサーファー歴の長いミック・ファニングが過去に手に入れたマジックボードはわずか数本と口にしていましたね。

さて、今回の動画では状況に応じてジュリアンが使用する頻度が高いJSのボードモデルを紹介。

MONSTA 2020

コンテストでのメインボードとのこと。使用する波のサイズは3~6フィートほどで、スナッパーロックス、ベルズビーチ、Jベイ、ヨーロッパ(フランスやポルトガル)などで使用。

CTイベント全体における使用割合としては、およそ60%ほどとのことなのでオールラウンドで使っていることが分かります。

FORGET ME NOT 2

波のクオリティが高いエリアで使用するボードで、フィジーやJベイなどで炸裂した時に愛用とのこと。

また、ハワイでのメインボードでもあり、ハワイでは波のサイズが3フィートでもパワーがあるからこそ使えると言います。

そのため、ハワイでの使用割合は95%と、逆に言えばハワイではこのモデル以外はほとんど乗らないようです。

RAGING BULL

オッキーのシグネチャーモデルとなる同モデルは、ジュリアンにとって「スーパーファン」とのこと。

2フィートのショアブレイクからソリッドな6~8フィートの波まで対応可能と使える波のサイズの幅が広いモデルだそうです。

そのため、サーフトリップで1本しかボードを持っていく事ができない場合、このモデルを選ぶというほどお気に入りのようです。

RED BARON

ツインキールフィンという、コンペティターであったジュリアンには馴染みが薄そうなレッドバロン。

なのですが、波がソフトなビーチブレイクなんかで乗ったりしているそうです。

ちなみに、乗り味を最大限に味わうためにもデッキパッドは貼らないとのこと。

AIR 17 X

ここ数年はサーフランチでのCTイベントで使用してきたというエアリアル向けのモデル。

「17」という数字が気になるところですが、ジュリアンがコンテストジャージの背番号に選んだ数字とのこと。

背番号という事で何かしらの意味がある数字だとは思うのですが、その理由については今回の動画では明かしていません。

ジュリアン・ウィルソンの過去記事