昨年2014年シーズンのワールドツアーでは、怪我により、ツアー第2戦と第3戦を欠場したことが響き、ツアー残留を決められなかったハーレーライダーのアレホ・ムニツ「Alejo Muniz」(25歳)。
今回の動画は、そんなアレホの2014年度最終戦後の心境、そして、再びのツアー入りを目指してWQS転戦を決意してからのフリーサーフ映像となります。
ツアー最終戦「パイプマスターズ」では、すでにツアー残留を決めるには厳しい状況であることは分かっていたので、どんな結果になろうが受け入れる覚悟ができていたと言います。
そんな中、パイプマスターズでは、ガブリエル・メディナとのタイトルレースに絡んでいたケリー・スレーターとミック・ファニングを破る快挙を果たし、5位という結果を残すことに。
その結果により、ワールドツアーの最終ランクは26位となりました。本来であれば、トップ22までが残留の資格を得るので、26位のアレホには資格はありません。
しかし、アレホは怪我で2戦に出場できなかったため、WSLが設けたワイルドカード2枠で、インジュリーワイルドカードに選ばれる可能性は十分にありました。
実際、怪我でパイプマスターズ1戦のみ欠場した24位のCJホブグッドは、インジュリーワイルドカードが与えられ、ツアー残留を決めていますので。となると、もう一枠のワイルドカードは自分だと考えていたアレホ。
しかし、WSLが選んだサーファーはグレン・ホール。2014年シーズン、グレンはワールドツアーサーファーではなかったのですが、ツアーサーファーが怪我などの理由で欠場する場合、その穴を埋めるリプレイスメントのナンバー1スポットにいて、全11イベント中、6戦に出場していました。
グレンのツアー結果を見ると、1コケの25位が4回、2コケの13位が2回。一方、アレホは5位という好成績を2回も残しています。当然、WSLの判断には納得が行かないのは分かりますね。
そのため、実力を認められていないと感じたアレホは、自分の価値を認めさせるべく、再びのツアー入りを目指すことにしたというわけです。今シーズンのツアー開幕前に開催されたWSLアワードの結果を見ても分かる通り、ブラジリアンサーファーの台頭を認めつつも、欧米サーファーを優遇しているようにも見えてしまうサーフィン界。
世界的に認めさせるためには、結果がすべて。来シーズンにはツアーに返り咲き、大活躍してもらいたいと願っています。ちなみに、時期尚早ではありますが、現在のアレホのWQSランクは2位です。
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