2003年、地元カウアイ島でサーフィン中に発生したシャークアタックで片腕を失ったベサニー・ハミルトン「Bethany Hamilton」(25歳)。しかし、片腕でサーフィンに復帰し、両腕の時以上に進化しているのは、これまでの過去記事で示している通りです。
今回の動画は、そんなベサニーによるチョープー(タヒチ)でのチャージ映像となります。妊娠発表の記事の際にもチョープーでのセッションについては触れているため、おそらく、妊娠してから訪れた際の映像かと思います。
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チョープーのように底ボレするスラブでは、波がブレイクする瞬間に一気にリップがめくれ上がるため、パドルのスピードが重要となります。そのため、片腕というハンデを抱え、常にレイトドロップを強いられるベサニーが、自力となるパドルインでチャージすると、0:10~のようにワイプアウトしてしまいます。
そこで、その後の映像では波に乗っているポジションを見る限り、ジェットスキーに牽引してもらうトウインサーフをしていると思います。トウインであれば、波が切り立つ前から乗れますから、ベサニーでもチャージすることができますね。
ただ、トウインだからと言って、簡単なチャージではありません。バレルを狙うということは、波が最もパワフルなセクションに身を投じるわけなので、ワイプアウトしてしまえば、地獄のワイプアウトが待ち受けていますので。
ウイメンズでは、チョープーにチャージするサーファーは少ないのですが、ハンデを背負いながらも、通常のプロサーファー以上のチャレンジを繰り返すベサニーからは、いつもながらインスパイアされてしまいます。
ベサニーの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
シャークアタックから早12年 妊娠発表したベサニー・ハミルトン
バリ島ウルワツ&スンバワ島でフリーサーフするベサニー・ハミルトン