6月終わりにヒットしたインド洋のビッグスウェルについて、これまで西オーストラリアやインドネシアでのセッションの様子をお届けしてきました。
今回取り上げる場所は、すでにお届けしたのですが、再びのオーストラリアWA(ウエスタンオーストラリア)州のスラブスポット「ザ・ライト」の映像。個人的には、世界のビッグウェイブスポットの中で、最も生死に関わるヤバい波だと思います。
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ザ・ライトやチョープー(タヒチ)のようなスラブスポットは、深い海域を移動してきたスウェルが、極端に浅い棚にヒットすることで、激ボレのブレイクとなります。つまり、その棚から離れ、水深のあるチャンネルに入れば、波を喰らうことはないのです。
そのため、フォトグラファーやフィルマーは、チャンネルに停泊したジェットスキーやボートから、撮影を行うのが定番です。バレルを抜けてくるサーファーを撮影できるベストスポットでもあるので。
ただ、あまりにも定番となっているので、似たようなイメージになりやすいとも言えます。しかし、今回の動画では、面白い視点からの映像が含まれています。それが、2:23~からのシーン。
波の正面奥からという、あまり見ることのないアングルからの撮影です。この映像を見ると、通常の映像よりも、いかにヤバい波であるのかが分かります。
波のリップがリップという感じではなく、海全体がサーファーを飲み込もうと、大きく口を広げたように見え、今まで以上に臨場感を感じられます。撮影の位置を少し変えただけで、これほどまでに波の印象が変わるのは、とても面白いですね。
インド洋のメガスウェルセッションに関する過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。
インド洋から西オーストラリアに届いた10年に一度のビッグスウェル@カウ・ボミー
女性サーファーも攻めた西オーストラリアのビッグウェイブ:フェリシティ・パーマティア
西オーストラリアで注目スポット「ザ・ライト」でのインド洋ビッグストームのセッション