ビッグウェイブスポット「チョープー(タヒチ)」でのチャージ、ISAでの金メダル、そしてプレイボーイ誌でのフィーチャーと、今年は幅広く活躍しているティア・ブランコ「Tia Blanco」(18歳)。
今回の動画は、そんなティアが、地元であるトレッスルズのローワーズで今年2015年初旬、フリーサーフした際の映像をお届けします。
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ISAでの金メダル獲得もあり、ティアのワールドツアー入りを期待するファンも多いはず。ただ、来シーズンのツアー入りはすでに厳しい状況にあります。
ティアの現在のWQSランクは27位。ウイメンズの場合、WQSのトップ6しかツアー入りできません。また、ウイメンズはWQSイベント数自体が14イベントと少なく、内訳はQS6,000イベント×7、QS1,500イベント×2、QS1,000イベント×5。
QS後に付いてる数字が、優勝者の獲得ポイントになるのですが、6,000以外のイベントはあまりにポイント数が少なく、最低でも一回はQS6,000でファイナリストにならなければツアー入りが厳しいのが現状。
現時点において、ティアが来シーズンのツアー入りの可能性を繋ぐには、残り一戦しかない9月開催のQS6,000イベントでの優勝が必須。ただ、優勝しても、ツアー入りのボーダーラインに立てるかどうかは際どいシチュエーションです。
今回の動画を見ると、非常にスムーズなライディングで、ツアー入りしてもおかしくないと思いますよね。ただ、ウイメンズのWQSイベントは、かなり酷いコンディションでの開催が当たり前なので、グッドウェイブでのティアの実力がコンテストで発揮できるかどうかは別問題と言えます。
誰もが同じ条件で対戦しているので、ティアだけが不利な条件というわけではありません。ただ、本来のサーフィンを見せることのできないイベントで稼ぐポイントが、ワールドツアー入りを左右するのは、少し微妙でもありますね。ワールドツアーでは、WQSとは異なり、波の良いサーフスポットでの開催がメインとなるので。
WSL体制に変わってから、ウイメンズのワールドツアーイベント会場もワールドクラスのサーフスポットを舞台にする機会が増えたりと大きく改善されているので、WQSも良い方向へと転がればと願います。
ティアの過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。
プレイボーイ誌が目を付けたサーファーガール:ティア・ブランコ