東京五輪の組織委員会により、オリンピック競技の提案種目に選ばれたサーフィン。そのサーフィンが、オリンピック競技になる上で鍵を握っているのが人工波を発生させるウェイブプール。
長い目で見て、今後、オリンピックの開催地が内陸で行われる可能性は十分にあるので、そんな環境でもサーフィンを存続させるとなれば、ウェイブプールが必須となります。
現在、東京オリンピックでウェイブプールを建設するならば、人工波を発生させるテクノロジーとして第一候補に挙げられるのがウェイブガーデン。今年8月にオープンしたばかりのイギリスのウェイブプール「サーフ・スノードニア」が採用しているのもウェイブガーデンです。
海外の技術は凄いと思いきや、日本でも過去にはウェイブプールがありました。そこで今回の動画は、日本のウェイブプールへと現トップサーファーたちが若手時代に訪れた映像をお届けします。
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撮影の舞台となっているのは、宮崎県のシーガイア。このシーガイア内に、当時の日本が誇るウェイブプール「オーシャンドーム」があったのです。ちなみに、オーシャンドームは1993年にオープンし、2007年に閉鎖しています。
映像の中で、オーシャンドームを訪れたのが2007年のこと。オーシャンドーム閉鎖を知り、最後となるので、若手サーファーを集めたトリップを敢行したとのことです。
登場するサーファーは、映像冒頭のインタビュー順に、マット”ウィルコ”ウィルキンソン、ジュリアン・ウィルソン、ジェイ・デイヴィス、ヒース・ジョスク、ミッチ・コレボーン、オーウェン・ライト。
気になる波は、少しバックウォッシュが入ったような波もあるのですが、バレルあり、アクションありとなっています。サイズが少し物足りない気はしますが、今から8年以上前の技術という点を考慮すれば、十分過ぎるのではないでしょうか。
日本での新たなウェイブプールと言えば、現在、神戸で2015年中の完成を目指し、建設が行われています。もしかしたら、ウェイブガーデン以上の波を発生させる技術が日本人によってもたらされ、オリンピック用のウェイブプールを建設する可能性もあり得るかもしれませんね。
https://vimeo.com/140872174
ウェイブプール関連の過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
グレッグ・ウェバーによる人工のウェイブプールプロジェクトがオーストラリアでスタート